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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
最終章 明日に向かってラグナロク
エピローグ
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「ジュエルシードをうまく利用できれば、それが一番だったのだけれどね」
まっさきに思いついた強化方法は、ジュエルシードを移植することだ。
幸いボクの中には、9つものジュエルシードがある。
ほぼ無限の魔力は、これのお蔭である。
が、明らかに過剰であり、すべての力を使いこなせていない。
そこで、ジュエルシードを各自に一つずつ。
つまり、4つ渡しても何の問題もないだろう。
だが、
「ジュエルシードを制御するための方策が必要だった」
ボクの言葉にうなずく家族たち。
ジュエルシードの移植自体は可能だった――のだが。
移植したジュエルシードを制御することができなかったのだ。
どうすればジュエルシードの莫大な魔力を制御できるのか話し合った結果。
オーフィスの『蛇』に目をつけたのである。
『蛇』は、使用者の力を増幅させる効果がある。
オーフィスの支配を受け入れる代償に、力を手に入れることができるのだ。
この『蛇』に注目した。
オーフィスの一部といっていい『蛇』は、エネルギーの塊である。
この大量のエネルギーをジュエルシードの制御に使えないかと考えたのだ。
実験は大成功に終わり、守護騎士たちは、大幅に強化された。
これが、駒王協定前に守護騎士たちが急に強くなった理由であった。
◇
オーフィスに頼み、グレートレッドを呼び寄せてもらう。
そして、今。
圧倒的な存在感を誇る龍が目前にあった。
「なるほど、名に恥じない強さを感じる。圧巻だ」
グレートレッドをどのように討伐するか。
この答は意外と簡単に出た。
それは――
「これから、次元震を強制的に起こして、虚数空間に閉じ込める。ジュエルシードを暴走させれば容易いことだ」
そう、次元震を起こして虚数空間に放り出す。
これが答えだった。
この世界では、虚数空間という概念がない。
そもそも次元世界がこの世界にないのは確認済みだ。
だからこそ、この世界は『異世界』であると断言できるのだ。
だがしかし。
虚数空間は、存在していた。
最初は、次元の狭間が虚数空間の代わりだと考えていたので。
虚数空間があると知ったときは、驚いたものだ
しかし、虚数空間の存在は知られていない。
つまり、次元震が起きたことがないのだろう。
その原因はすぐわかった。
ボクたちが扱う『魔力』と、この世界の『魔力』は、よく調べると異なっていたのだ。
そして、この世界の魔力では、次元震を起こすことがない、と結論づけた。
ジュエルシードは、リリカルなのは世界のロストロギアだ。
この世界ではなく、ボク
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