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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
最終章 明日に向かってラグナロク
第27話 転生オリ主 VS. 原作主人公
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『この身に命ある限り、我らは御身の下にあり』
――――ザフィーラ
『我らが主、夜天の王、八神はやての名の下に』
――――ヴィータ
4人の人影が、少女の前で跪く。
「おかえり、ボクの家族たち」
『夜天の書』を片手に、少女は笑顔を浮かべた。
前世の記憶(正確には違うが)にある決め台詞を言い放つ。
「ワシの守護騎士は108式まであるぞ」
◇
アジトにて、守護騎士を再召喚なう。
復活した彼らをみて、テンションが振り切れたボクは、決め台詞をドヤ顔で言い放つ。
ハイスピードテニスバトルという新境地を切り開いた偉大なる漫画に出てきたセリフである。
リアルはやての知識にあった、この場に適した、とても恰好いい決め台詞なのだが――――
――――なぜか場の空気が凍った。
あれ、期待していた反応と違うのだけれど。
すがるようにリインォースを見やると、とても微妙な顔をしていた。
なぜだ。せっかく恰好良く決めてみたのに。
とりあえず、微妙な雰囲気を何とかしようと言葉を紡ぐ。
「いやあ、シャマルに言われるまですっかり忘れていたよ。取り乱してすまないね」
『夜天の書』さえ無事なら、プログラム体である守護騎士は何度でも復活できる。
兵頭一誠たちと戦ったときは失念していたが、何度も復活可能なボクたちは、かなりチートだと思う。
「何度でも蘇り牙をむく……名付けて必殺『死霊の盆踊り』――ってあれ、なんでまた微妙な空気になるの」
何度も復活する様を死霊に見立てて、盆踊りとは踊りのように鮮やかな連携を表現している。
名が体を表すハイセンスなネーミングである。と、自負している。
どうもリアルはやては、B級映画好きだったらしい。
その中にある素晴らしいタイトルにあやかってみたのだ。
由来も含めて丁寧に説明する。
また微妙な空気になった。
「マスターは、お疲れのようですね。守護騎士たちも復活したばかりですから、各自休憩としましょう」
黙り込んでいたリインフォースが、場を仕切り、解散する。
何故か、いたたまれない表情――まるで見てはいけないものをみてしまったような――をして去っていく守護騎士たち。
「くっ、鎮まれボクの右腕……」
何かリアクションが欲しくて、とりあえず思いついた言葉を言ってみる。
これも、リアルはやての知識にあった言葉で、場の空気を強制的に変えることができるらしい。
主に、中学生が使い手なのだそうだ。
「マスター……」
憐れむような視線を、こちらに向けるリインフォース。
確かに、場の空気は変わった――悪い方向に。
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