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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
最終章 明日に向かってラグナロク
第27話 転生オリ主 VS. 原作主人公
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ストブリッドオォオ!!!」
『Transfer!』
いくらボクが自動修復の恩恵を受けられるといっても、一瞬で消し飛ばされたら無事では済まないだろう。
何よりボクの掌の上で固定され、浮遊している『夜天の書』に直撃するコースである。
――――書が破壊されれば、ボクたちは死ぬ。
仮にもロストロギアである『夜天の書』は、そう簡単に破壊できない。
だが、兵藤一誠から感じ取れる馬鹿げた力が込められた一撃を受ければ、どうなるかはわからない。
まるで音を置き去りにしたように、ボクへと向かう彼の右腕がスローで見える。
(ここまでか……)
観念して衝撃に備えようとして――――
「主ッ!!」
いつの間にか側にきていたザフィーラに突き飛ばされた。
ついさっきまでボクが居た位置にはザフィーラが居て、兵頭一誠の拳が突き当たる。
ザフィーラが拳を受け止めた瞬間―――爆散した。
「ザフィーラッ……!」
とっさにザフィーラの名前を呼ぶが、彼の気配は完全に消え去ってしまった。
あまりの後継に二の句が継げなくなる。
硬直したボクに代わって、追いすがったシグナム、ヴィータが無防備になった兵頭一誠を仕留めようと動く。
と、そのときだった。
「光よ!」
倒したはずのサーゼクス・ルシファーが、目くらましの光を放ち、ボクに向かって突撃してきた。
一瞬早く気づいたシグナム、ヴィータは、進撃路を変更し、サーゼス・ルシファーに向かう。
互いの攻撃が交差したその瞬間。
爆音とともに光が辺りを包み込み――――
――――全てが跡形もなく消え去っていた。
「シグナム、ヴィータ姉……嘘だ、そんな……」
目の前の光景を信じることができない。
サーゼクス・ルシファーが生きていたことも。
その彼が、自爆攻撃によって、シグナムとヴィータを道連れにしたことも。
ずっと一緒だった家族を一気に三人も失ってしまった。
あまりの衝撃に膝をつき、虚脱状態に陥る。
「――てちゃん、はやてちゃん!!」
呆然としていた脳裏に、シャマルの声が届く。
ようやく状況を思い出すが、どうすればいいのかわからない。
何も反応を返さないボクを見て、これ以上の戦闘は無理だと悟ったのだろう。
シャマルは、転移魔法を使い、ボクと一緒にアジトへと転移した。
ボクたちの完全敗北だった。
◆
某所にて
「おいで、ボクの騎士たち」
『我ら、夜天の主の下に集いし騎士』
――――シグナム
『主ある限り、我らの魂尽きる事なし』
――――シャマル
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