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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第26話 悪魔を憐れむ鎮魂歌
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で、化け物を根絶やしにして見せる」

「なるほどね。確かにそんな理由ならば、俺たち英雄派と手を組むのは当然というわけだ」


 あんまりな理由に絶句している悪魔たちを除いて、曹操が得心したとばかりに同意した。
 硬直から解けたリアス・グレモリーが、厳しい表情を浮かべつつ、問いかけてくる。


「はやて、貴女との対立は避けられないというのね」

「その通り。おや、まだ踏ん切りがつかないようだね。余計な遠慮をされたくないから言っておくけど――」


 連絡役としてグレモリー眷属と行動を共にしていた紫藤イリナを見やり述べる。


「ミカエルを殺したのは、ボクだ」

「なんですって!?」


 紫藤イリナは憤怒の表情を浮かべた。
 ゼノビアも似たようなものだ。
 アーシアは、表情が読めない。


「バラキエルも先ほど殺してきた」

「っ!」


 姫島朱乃が、動揺する。
 バラキエルは、彼女の父であり、幼少のころの体験からほぼ絶縁関係にあった。
 それでも、実父の逝去を聞かされ、思うところがあるのだろう。


「黒歌も殺した」

「なっ!?」


 塔城子猫が、目を大きく見開いた。
 姉の黒歌が、はぐれ悪魔となってから会っていないはずだ。
 黒歌は、ヴァーリチームの一員であり、ヴィータ姉が殺した。
 

「ヴァーリ・ルシファーも死んだ」

「なんだって!?」
『白いのが敗れたというのか』


 兵藤一誠とドライグが驚きの声をあげる。
 無理もない、今代の白龍皇ヴァーリ・ルシファーの力は、それだけ圧倒的だったのだから。


「そして、先ほどの攻撃で冥界を焦土に変えたのもボクだ」

「……」


 沈黙が広がる。
 あれだけの攻撃をしたことに気づいてはいても。
 いざ実際に言葉にされると絶句してしまうのも仕方ない。
 広大な天界も冥界も一瞬で焦土に変えてしまうほどの力。
 筆舌にしがたい動揺を受けるのも当然だろう。


「さあ、これで余計なことを考えずに敵対できるだろう。最終決戦といこうじゃな――――」

「――――待ってください!」


 いままでずっと黙っていたアーシアが唐突に声をあげる。
 すぐにでも激突しそうな緊張の中、彼女に意識が集中する。
 その表情は全く読めない。


「はやてさんの目的は『化け物』の根絶ですよね?」

「ん?まあ、そうだね」

「そして、はやてさん。貴女は、ほぼ不老で合っていますか?」

「……驚いた。どうして分かったんだい」


 夜天の書の保護下にあるボクは、不老であり。
 自動修復システムのおかげで、ほぼ不死身でもある。
 だが、そのことを外部に漏らした覚
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