暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
最終話『新たな種』
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解決して下さい。」
「既に翔太郎さんの耳にも入っていましたか。」
「ああ。このくらいの事件は風都ではよく起きている。凪風国家象徴はフェイトとのことを考えて、この事件は俺達に任せてほしい。事件は一瞬だが、女性との付き合いは一生ものだ。」
「それは、鳴海荘吉元所長の言葉ですか?」
「いや、俺の言葉だ。どうだ、似合っているか?」
「いえ、どこか無理して背伸びしているように思えまして。」
「はぁ、ハードボイルドな探偵には、まだ遠いか。」
「翔太郎さん、それに拘っているうちは、何時まで経ってもハーフボイルド探偵のままですよ。魅力というものは、なりたくてなるものではなく、生きていく中で自然と身につくものですよ。」
「なるほどなぁ…ま、一応預かるが捜査は出来なくなるだろう。ドーパント関係の事件は全て風都署の案件になるからな。」
翔太郎が話していると、
「翔太郎、一応出来る限りやってみたらどうだい?」
フィリップが翔太郎に話しかける。
「そうは言ってもなぁ…」
「そんなことだから、最近ではペットの捜索すら満足に来ないで、観光援助申請を受けている生活なんだ。君の半熟な正義感を取り戻したらどうだい?」
「そうだな。フィリップ、久しぶりに頑張るぞ。凪風国家象徴はフェイトとの件、頑張るんだ。」
翔太郎は出て行く。
「すっかり翔太郎さんらしくなりましたね。それでは、失礼します。」
「雅国家象徴も、頑張るといい。」
雅もフィリップに挨拶し、鳴海探偵事務所を後にする。
「おっ!雅国家象徴だ!今、外出しているってフェイトちゃんから聞いていたから探したんですよ。」
外を歩いていると、杉崎が雅に話しかける。
「杉崎さん、皆さんとご一緒ではないのですね。」
「ああ。雅国家象徴と面と向かって話したかったから、今は家にいてもらっています。」
「僕と話ですか。」
「フェイトちゃん、国家象徴のこと不安に思っていて、俺達に相談しに来たんだ。」
「フェイトが不安に…そうか、やはり僕には…」
「そういう話じゃない!女性を不安にさせる男になったら駄目だろ!」
「杉崎さん、ありがとうございます。」
「えっ、ありがとう?」
「ずっと悩んでいました。自分には、一人の女性を幸せにしてあげることなんて出来ない、きっと傷つけてしまう、そんな風に。だけど国民のいろんな人に相談して、そんな考えを持つこと自体、フェイトを傷つけている原因だとわかりました。今日、フェイトと話し合ってみます。」
雅が話していると、携帯電話に着信が入る。
「どうですか、翔太郎さん?」
『凪風国家象徴の睨んでいた通りだった。例の少女のプロダクションのオーナー、元ミュージアムの販売員だった。』
「そうでしたか。僕も向かいます。」
『そうか。そのオーナーは今、風都旅館で取引を行っている。現地
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