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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
院長と探偵と蒸気機関式要塞戦艦『スチームオブ三笠姫路城』
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ので取ったとしても十分程度だ。

「ほら、キャットが焼いてくれたメロンパンだ。疲れた脳にはちょうどいいぞ。」

そういい、院長先生はメロンパンとミルクコーヒーをくれた。

「そっすね。じゃあ当分補給としますか。あ、砂糖あります?」

院長先生からスティックシュガーを五本もらい、全部ぶちこんで一気に飲む。
あーたまんねーな!過剰な糖分が疲れ果てた脳に行き渡るぜ!

「どっこいしょと。」

束の間の休憩時間。俺はその場に座り込んで仕事用のiPadを手放した。
今その手にあるのは焼きたてのメロンパンである。

「隣、いいか?」
「いいっすよ。」

院長先生も休憩時間なのだろう。
俺の隣に座り込み、彼もまたメロンパンにかぶりついた。

「にしても悪いな…何から何まで任せちゃって。」
「別に。ただ5000万分の働きしてるだけっすから。」
「それ以上してるよ。」

にしてもこのメロンパン、くそうめぇ。
あったかいからおそらく出来立てだろう。
にしてもパンか…。
よし、今度チャレンジしてみよ。

「なぁ探偵さん。」
「なんすか?」
「休憩がてらに聞きたいんだが、探偵さんはどうして探偵になろうと思ったんだ?」

余談だが、以前院長先生には何故孤児院を経営することになったのかは聞いたことがある。
なんでもアタランテが召喚してすぐ暴走し、そこら中の孤児達を集めてきてしまったのだとかなんとか。
まぁ、成り行きである。

「世界がこうなって…だったら好きな事したいなって思ったんすよ。それで探偵になりました。」
「なるほど…もしかしてホームズの小説を読んだりしてたのか?」
「いや、一文字も読んだことねっす。」
「え?」

じゃあ何故探偵になったのか。
それは

「仮面ライダー見て、探偵に憧れたんですよ。」
「か…仮面ライダー?」
「そう、ダブルです。」

予想外の答えに院長先生は戸惑いながらも話を聞いてくる。
俺はメロンパンをもう一口食べ、探偵になった経緯を話すことにした。

「んで、その仮面ライダー、二人で一人なんすよ。」
「はぁ…。」
「一人だと半人前(ハーフボイルド)。でも、相棒と二人ならなんでもできる。そんなやつなんです。」

きょとんとした顔してるがもう少し話には付き合ってもらうかんな院長先生。

「で、思ったんすよ。"似てるな"って。」
「似てる…?」
「まず俺、一人じゃなんもできないんすよ。でもおっきーがいればなんでも解決出来る気がしてくる。まぁ実際そうやって、あいつと一緒に解決してきたんですよ。」

そうだ、気がつけば俺は…。

「知らない間に…俺にとってあいつはかけがえのない相棒になってたんです。」
「…そうか。探偵さんも、一人では
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