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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
Cはご主人の味方だワン/策士になる探偵
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酷すぎる…。」

あまりの内容に院長はそれしか言えなかった。
『酷い』。本当にただただそれだけだ。

「その文章が判明したときのご主人はすごいものだったぞ。財団職員をボコボコにした後口に銃を捩じ込んでな…。」

そういいながらやってきたのはあのサーヴァント。
玉藻の前が切り離した尻尾が意思を持ち、新たな存在となった通称タマモナイン。
その内の一騎、タマモキャットである。

「その時たまたまキャットがやって来ていなければ、彼はネギトロよりも凄惨な死体になっていただろうナ。」

ボコボコにした挙げ句口に銃を捩じ込む?
確かに自分のサーヴァントを勝手に人のモノにされてはブチギれるだろう。
けどやることえげつねーのな。この院長先生。

「キャット…見張りはどうした?」
「客人の気配がしたので後はアタランテに任せ迅速に帰還した。客が来たのなら誰であろうともてなさなければならないのがご主人のサーヴァントたるもの。それがキャットなのだゾ。」

待て。
今このタマモキャット…院長先生をなんつった?

「あの…院長先生。」
「どうした?」
「院長先生のサーヴァントって…ジルでは?」

俺の問いに対して院長先生は慣れた感じで答えた。

「ああ、そうだよ。ジルは俺のサーヴァント。そしてキャットも俺のサーヴァントだ。」

マジ?

「ちなみにジキルと黒い方のアタランテとも契約している。色々と罪深きご主人の所持するサーヴァントは計四騎だ。」
「罪深きって言うな。ここをやっていく上ではどうしても人手が足りなかったんだ。こうするしかなくってさ。」

なるほどな。
まぁ他にも多数のサーヴァントと契約してるっていうマスターは噂で聞いたことがある。

「というわけで粗茶だ。受けとるがよい客人。」

タマモキャットからお茶を受けとる。
なんだそれは。粗茶ってそんな上から目線であげていいものなのかよ…。

「そんなわけで俺は契約書を叩き返し、やってきた財団職員をボコボコにして帰した。そうなるとおそらく葛城財団もなにもしないというわけにはいかないだろ?」

確かにそうだ。
だからこの人は、

「あっちが来るなら、こっちも全力で迎え撃つ。その為に今俺達は戦う準備をしてるんだ。」

戦うという選択肢をとった。

「そういうことがあってここは"戦場"になる。だから探偵さん。落ち着いた頃にまた彼女と一緒に来て欲しい。」

そう言い、院長先生はジルに「例のものを。」と言い何かを持ってこさせた。
少ししてジルが持ってきたのはアタッシュケース。
そう、これは

「報酬金の5000万だ。先に渡しておくよ。」

ずっと欲しかった5000万が入った、夢のアタッシュケースだ。
けど、

「悪いけ
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