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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第25話 堕天使にラブソングを
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の怨念混じりの声が響く。


「覇の理に全てを奪われし二天龍なり──」
<夢が終わる!><幻が始まる!>

「無限を妬み、夢幻を想う──」
<全部だっ!><そう、全てを捧げろっ!>

「我、白き龍の覇道を極め──」

「「「「「「「「「「汝を無垢の極限へと誘おう──ッ!」」」」」」」」」」

『Juggernaut Drive(ジャガノートドライブ)!!!!!!!!!』


 白い鎧を変形させ、先ほどとは比べ物にならないほどの覇気を纏ったヴァーリ・ルシファーが現れる。
 だがしかし、ヤツに好き勝手させるつもりは毛頭ない。
 『覇龍(ジャガノートオーバードライブ)』状態になるまでの時間を使い、こちらも呪文を詠唱していた。


「黄昏よりも暗き存在、血の流れよりも赤き存在、時間の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、我ここに闇に誓わん」


 圧倒的な力の本流が集まる。


「我らが前に立ち塞がりし全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを!」


 眼前には、ちょうどヴァーリ・ルシファーが、覇龍状態に至ったようだ。
 だが、相手の好きにはさせない。こちらから先手を討たせてもらう。


「――――竜破斬(ドラグ・スレイブ)!!」 
『Drag Slave』


 恐るべき破壊力を持った竜殺しの極大魔法が放たれる。
 ヴァーリ・ルシファーの力と刹那の間、拮抗するも、押し切って彼を巻き込み――――


 ――――すべてが消し飛んだ


 煙が晴れたその先には、不毛の大地が広がるのみ。
 『歴代最強の白龍皇』と呼ばれたヴァーリ・ルシファーの呆気ない最期だった。

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