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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第25話 堕天使にラブソングを
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 彼女に感謝しつつ、次の手を考える。


 数十もの血の色をした短剣が、高速で放たれた。
 ヴァーリ・ルシファーは、なおも強行突破を試みる。
 が、着弾時の炸裂に巻き込まれて、立ちすくんでしまう。
 そのつかの間に、射撃魔法を連射しながら距離を稼く。
 十分な距離を稼いだところで、詠唱に入る。


「――――響け終焉の笛、ラグナロク!」
『Ragnarok 』

『彼方より来たれ、やどりぎの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け。石化の槍、ミストルティン!』
――『Mistilteinn』


 ボクの大規模直射型砲撃魔法と、リインフォースの石化魔法が放たれる。
 ブラッディダガーによる硬直から脱したヴァーリは、半減の力で、強引に距離を詰めようとするも。


『その魔法に触れるな!』
「アルビオン?分かった」


 石化魔法の危険性を見抜いたアルビオン――ドライグと対をなす白龍皇の意思である――により、間一髪避ける。
 半減させても、石化の効果は継続する。
 もっとも、石化の効力も半減させられれば、ちょっとした時間稼ぎにしかならないだろうが。


「ミストルティンを避けたか。いい判断だ、ヴァーリ」

「やはり、お前との戦いは楽しいな。次は、どんな手を使うつもりだ?」

「喜びたまえ、次が最後だ。次が、お前の最期になるだろう」

「ほう、それは嬉しい!早く見せてくれよ、八神はやて」


 ボクの自信あり気な宣言に、喜びの声をあげるヴァーリ・ルシファー。
 どこまでいっても戦闘狂だな、こいつは。
 うちのシグナムと気が合うんじゃないか。
 まあ、次がヤツの最期だというのは、本当だ。
 だって、いま会話している間にも――――


「主はやて、ヴァーリチームを排除しました」

「ご苦労、シグナム。それに、皆」 


――――ヴァーリチームの掃討を終えたヴォルケンリッターが加勢に来たのだから 


「さあ、残りはキミだけだ。こちらの人数が増えるが、あくまでこれは一騎打ち。手出しはさせないさ」

「それはありがたいな。お前とは一対一で勝負をつけたい。とはいえ、仲間たちの仇――打たせてもらうぞッ!」


 仲間が死に絶え、人数的に不利な状況にも関わらず、さらに闘志を燃やすヴァーリ・ルシファー。
 一騎打ちは継続されるが、プレッシャーは半端ないはずだ。
 いままではお互い様子見をしつつ、切り札を控えていた。
 ならば、ここで切り札を使うつもりだろう。
 そう考えて、ならば、こちらも切り札を使うことにする。


「我、目覚めるは──」
<消し飛ぶよっ!><消し飛ぶねっ!>


 それは覇の呪文。一誠の時と同じ様に、ヴァーリの声と重なって歴代所有者
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