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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第24話 天界への階段
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アジトで、ヴァーリ・ルシファーと挨拶を交わす。
新参同士、気づけば気安い仲になっていた。
禍の団は、『無限の龍(ウロボロス・ドラゴン)』であるオーフィスを頂点とした寄合所帯である。
したがって、決して一枚岩ではなくいくつかの派閥に分かれている。
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特に力を持つ派閥としては、旧魔王派、英雄派、ヴァーリ・チームだろうか。
ボクたちも、独立勢力『八神一家』として、注目を集めている。
少数精鋭だが、実力は、抜きんでていると自負している。
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所属してすぐに、英雄派のトップ、曹操と模擬戦をした。
激戦の末、結果は引き分け。
非ユニゾン状態で戦ったため、そこそこいい勝負になった。
もっとも、お互い本気ではなかったが。
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「仮にも育ての親なのだろう。裏切りに躊躇はないのかい?」
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ずっと気になったことを聞いてみる。
今度、三大勢力が結ぶ、休戦条約『駒王協定』を襲撃することになっている。
襲撃時には、ヴァーリ・ルシファーが内部から裏切る手はずになっていた。
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ヴァーリ・ルシファーは、アザゼルによって育てられた。
仲も悪くないと聞く。
アザゼルのことは嫌いだが、親を裏切る心情というのは、ボクには理解できなかった。
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「直球だな。俺は強者と戦いたい。禍の団に所属したのも、神話勢力相手に戦えると聞いたから。それだけだ」
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「単純にして、明快な論理だね。優先順位の差か」
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家族を最優先に考えるボクと、強者との戦闘を最優先に考えるヴァーリ・ルシファー。
価値観の違いといえば、それまでだが。
同じ手段――禍の団に所属すること――を使っている点は、興味深い。
テロリストになるリスクを負ってまでも、優先するべき目的をお互いに持っているからだろう。
そもそも、復讐にとらわれたボクに、彼を非難する権利はない。
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「オーフィスに『蛇』を頼んだと聞いたが、本当か?」
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「知っていたのか。その通り、手っ取り早い強化手段だろう?」
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「お前ほどの実力者が、『蛇』を貰う必要はないと思うがな。あれは、弱者にこそ有効なものだ。俺やお前クラスでは、大した恩恵は受けられんはずだが」
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『蛇』とは、オーフィスの力を込めた結晶である。
これを取り込むことで、手軽にパワーアップできる。
旧魔王派などは、『蛇』の力を手に入れて増長しているが。
実にばかばかしい。
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ヴァーリ・ルシファーの言う通り、0の力を10にできるが。100の力なら、110になるだけだ。
確かに、強化はできるだろう。
だが、『蛇』を受けいれることは、オーフィスに生殺与奪の権利を握られるに等しい。
ゆえに、ボクたちのよ
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