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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第24話 天界への階段
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っかいは、ロストロギア災害の一種に過ぎない。
これが、ボクが至った考えになる。
それならば、話は簡単だ。
ロストロギアは、封印あるいは管理しなければならない――だろう?
管理局の真似ごとをするなんて、ね。
どこまでいってもボクは「八神はやて」らしい。
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◇
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「――――遠き地にて、闇に沈め、デアボリック・エミッション」
『Diabolic Emission』
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バリア減衰能力をもつ極大魔法を遠隔発生させる。
サーチャーで位置を特定していた神器システムの中枢に、遠慮なく打ち込んだ。
巨大な闇が、周囲を包み込む。
光が戻ってきたとき、そこには更地のみが残っていた。
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「これで、神器システムは無くなった。神器が、新たな宿主に転生することもなくなる。現存する神器の力も、やがて使えなくなるだろう」
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満足のいく結果に独り言ちる。
と、そのとき、転移魔方陣が発生した。
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「主はやて。地上から増援にきた天使たちの排除が完了いたしました」
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「ありがとう、シグナム。『新たな力』はうまく扱えているかい?」
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「はい、ほぼ扱いこなせています。いまなら魔王クラスでも、一対一で破れるでしょう」
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「それは頼もしい」
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シグナムたちヴォルケンリッターの強化。
これは、重要な課題だった。
彼女たちは強いとはいえ、実力は、最上級悪魔程度でしかない。
まあ、『程度』とはいえ、龍王タンニーンや、サーゼクス・ルシファーの『女王』グレイフィア・ルキフグス並の強さを誇って入るのだが。
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だが、ランキングトップ10と張り合うには、少々心もとないのも事実だった。
世界を敵に回す以上、家族たち一人一人が相応の実力を持たなくてはならない。
万一、人質にでもなったら大問題だからだ。
ゆえに、ヴォルケンリッターを強化しなければならなかった。
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その強化した結果が、先ほどの戦闘で、発揮されていた。
ミカエルが引き連れていた数十にも上る部下は、決して弱くはない。
彼女の直属だけあって、一人一人が最上級天使並の実力を持っていた。
本来ならば、ヴォルケンリッターでも分が悪い戦いだった。
そう、本来ならば。
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「オーフィスに感謝しないとね」
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家族の強化に一役買ってくれた『無限の龍』に、思いをはせる。
彼女との『取引』があったからこそ、強化に成功したのだから。
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◇
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駒王協定の前日。
皆、準備に追われていた。
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「よう、調子はどうだ?」
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「問題ないさ。そっちこそ、裏切りの準備はできているかい?」
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