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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第24話 天界への階段
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◇
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「やれやれ、見渡す限りの不毛な大地。ボクがやったこととはいえ、まさしく悪魔の所業だね。いや、悪魔もこれから滅ぼすんだけどさ」
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隣の『石像』に語り掛ける。
その石像こそ、石化魔法『ミストルティン』で石と化した天使長ミカエルだった。
部下の全滅を確認した後、改めて一騎打ちを再開した。
その結果が、横にある石像である。
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「はやてちゃん。お目当ての建物を見つけたわよ」
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「ありがとう、シャマル。壊れてはいなかったのかい?」
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「いいえ。あれだけの攻撃を受けたのに、ビクともしていないわ。あの建物だけは特別製みたい」
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「そうか。まあ、重要性を考えれば、当然なのかもね」
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シャマルから情報を受け取り、現地へ赴く。
ボクの前には、巨大にして、荘厳な建築物が鎮座していた。
これこそが、神器を司る『神器システム』である。
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この世界には、神器という奇跡の体現がある。
神器は人間に宿り、神器を宿した人間は、その能力を行使できる。
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能力の種類は、神器により様々だが、いずれも人間には過ぎた力だ。
実際、人間世界は、神器所有者を中心に回っているといってよい。
過去の偉人達が、軒並み神器所有者だったといえば、その凄さがわかるだろうか。
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原作知識の持ち主がいた地球では、奇跡は物語の演出にすぎなかった。
そんなボクにとって、この世界は酷く歪に思えてしかたない。
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だって、そうだろう?
人の努力や才能に関係なく「どれだけ強力な神器を宿しているか」で、
人生が決まるといってよいのだから。
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アーシアは、その顕著な例だろう。
『聖女の微笑』を宿した彼女は、物心つく前から、奇跡の行使を求められ、都合が悪くなると追い出された。
追放された彼女は、神器を狙う堕天使によって、殺されかけた。
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いずれも、神器がもたらした悲劇だった。
たしかに、一概に、悪と断ずることはできないだろう。
聖書の神が神器をつくり、神器を宿した人間が世界を導く。
これだけなら、まだいい。
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だが、
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天使は、神器を利用し奇跡をおこす。
堕天使は、神器の力を恐れ、神器所有者を殺しまわる。
悪魔は、神器をもつ人間を殺し、転生悪魔として味方にする。
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これでは、祝福ではなく、呪いではないか。
原作でアザゼルもいっていただろう。
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――――神がいなくても人間は暮らしていけるようだ、と。
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神だけではない。
天使も堕天使も悪魔もその他の神話勢力も――全て不要だ。
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神器や神話による人の世界へのちょ
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