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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第24話 天界への階段
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、若干一命、ボクの味方をしてくれた。
まあ、あえて誰とはいわないが。
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「貴女の行動は、ご両親の復讐のためですか?」
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「ちが――――いや、そうかもね。正確には違うけれども、復讐で合っているよ」
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怪訝そうな顔をするミカエルを見て思う。
直接の恨みは、ない。
両親の復讐というよりは、死亡した『八神はやて』の復讐を代行しているといった方が正しい。
復讐の相手は、「化け物」すべてであり、無差別だ。
だが、母を追放した元凶であることも確か。
ならば、復讐の相手ということで合っているのだろう。
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「私に復讐しようとするのは、構いません。これも、因果応報。自業自得といえるでしょう。では、なぜ関係のない天界の住人まで巻き込むのですか?」
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「もっともな問いだね。この復讐は、個人的なものだ。だが、ボクは、とある願いを叶えるための存在でね。その願いが、『化け物の根絶』だったというわけだ」
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「物騒な願いですね。では、そのお願いをした人に会わせて下さいませんか?できれば、話し合いたいのです」
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この期に及んで、話し合いを所望されて、若干戸惑う。
天界を滅茶苦茶にされたにも拘らず、なぜ殊勝な態度をとれるのだろうか。
天使だからかと考えて――気づいた。
戦力が圧倒的に違うのだ。
あっという間に天界を焦土に変えたボクたちと、戦って勝利できるとは考えていないだろう。
だからこその交渉なのだ。
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「話し合い、ね。残念だけれど、願いを託した少女は、既に死亡している。だから、願いの修正は不可能なんだ。悪いね」
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「そうですか――――では、アーシアに攻撃したのは、貴女の意思でしょうか?」
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さりげない問いに、心臓を鷲掴みにされたような気分になる。
いままで割り切ろうとして、割り切れずにいた事柄だからだ。
少し前の自分なら、みっともなく狼狽したことだろう。
だが、今は違う。
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「痛いところを突いてくるね――――ああ、ボクの意思だよ。
復讐の代行だとか関係ない。ボクの意思で、お前たち『化け物』を皆殺しにしてやる」
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いままでは、どこか他人事だと思っていた。
哀れな少女『八神はやて』が願ったから、仕方なく復讐を手伝っている。
どこか、そんな責任転嫁にも似た甘えがあった。
その甘えを、家族は、見抜いていたのだろう。
だからこそ、アーシアを殺したように見せかけ、ボクに足りなかった『覚悟』を、促したのだから。
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「願いの修正は不可能。復讐も自らの意思で行う、ですか。もう交渉の余地はないということですね」
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「その通りだ」
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悲しそうな顔をしたミカエルに毅然として言葉を
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