暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の競馬
第九幕その三

[8]前話 [2]次話
「リーグニッツの戦いですね」
「ドイツとポーランドの連合軍がモンゴル軍と戦ったね」
「あの時もそうでしたね」
「モンゴル軍は騎射で戦ってね」
「ドイツとポーランドの連合軍を徹底的に破りました」
「そうだったね」
「その戦いを見ましても」
「うん、騎射はね」
 馬に乗って弓矢を使うことはというのです。
「凄くね」
「強かったんですよね」
「弓の遠距離攻撃とね」
「馬の機動力があって」
「とんでもない強さだったんだ」
「そうでしたね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「騎射は凄い技術だったんだ」
「それで今もですね」
「もう戦いで馬も弓やも使わないけれど」
「どっちも使えたら」
「凄く強いんだよ」
「そうですね、そう思うと」
 まさにとです、ホフマン君はまた言いました。
「僕は今回の流鏑馬は名誉と思って」
「そうしてだね」
「成功させたいですね」
「確か前は大学生の人がやっていたね」
「はい、とても奇麗な女の人が」
「ギリシアから来たんだったね」
「今その人はギリシアに戻っておられて」
 それでというのです。
「おられないので」
「それでだね」
「高等部にもお話がきまして」
「君がとだね」
「なりまして」
「今も頑張っているね」
「はい、絶対にです」
「成功させるんだね」
「そのつもりで頑張っています」
「是非ね、それじゃあだね」
「今は弓の練習をして」
 そうしてというのです。
「その後で」
「乗馬もだね」
「練習します、あと服もですね」
「ああ、流鏑馬の時のだね」
「あの服はいいですね」
「日本の武士の服みたいだっていうんだね」
「そんな感じがしまして」
 ホフマン君は流鏑馬の服についてもお話しました。
「いいですね」
「あの服は確かにね」
「人気がありますよね」
「日本人からもね、本当は神社で行うから」
 このことからです、先生はお話しました。
「だからね」
「それで、ですね」
「武士の服かというと」
「正確にはですね」
「違うけれどね」
「それでも何か僕から見たら」
 流鏑馬の服はというのです。
「武士みたいで」
「着たいんだね」
「はい」
 こう先生に答えるのでした。
「だからその時が楽しみです」
「武士は恰好いいからだね」
「欧州の騎士も恰好いいですが」
「武士もだね」
「強くて恰好よくて頭もよくて礼儀正しい」
 だからだというのです。
「本当にです」
「武士はだね」
「最高に恰好いいです」
「確かにね。僕から見てもね」
 先生も実際に見てのことをお話します。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ