狩人ギルドに行ってみました。
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『ベルモットーの雑貨店』を出た俺たちは今、またキリナの後ろを歩いている。
道中ミアや莉理亜、そしてキリナが
「あそこですよね…一通りの武器も買いそろえたわけですし。」
「あぁ。絶対あそこだ。僕の勘もそう告げている。」
「ミア。リリア。ミコトには言うな。…損することになる。特にミコトが。」
なんか内容だけ聞くと俺がまるで罪を犯した人みたいになっている気がする…
うん。怖い。
一体どこに連れていかれるのかも分からないし、女子がいっぱいいるし…
端から見たらハーレムみたいに思うかもしれないけど、絶対この子達『銃器』という名の玩具を振り回してるって!てか、この頃予感が的中するようになったりしなかったり…
「何を一人でぶつぶつしゃべっているのだ。ミコト。」
はい、うるさくってすみませんね。
「ぶつぶつ独り言を言ってたんだろう。僕も時々するからねぇ。」
「すみません。美琴さん、ちょっと怖いです…」
「あぁ〜ちょっとだけね。」
「確かに…わらわもそう思うぞ。」
「ひど?」
確かにぶつぶつ独り言を言っていたのは俺だけど…酷くない?さすがに。え、俺おかしい?さすがに思わず言っちゃったよ…
てか、怖いのはそっちだし!俺、悪くないし!なんでぶつぶつ言っちゃいけねーんだよ!
…なんて3対1で言える人いる?いたら教えてください。速攻味方につけます。もしくは弟子にさせていただきます。
実際のところ「はい、はい」って言うことしか出来なかった。トホホ…
「全く…ほんとにキ「あ!見えてきました?」りりあん?僕の発言邪魔しないでよ?」
…ナイス莉理亜。
俺、さすがに「キモイ」なんて言われていたらショックで立ち直れなかったと思うな…
「ミコト。あそこがわらわたちの目的地…」
キリナはわざとらしく間をあけ、すっと人差し指を出し大きな建物を指さした。
「狩人ギルド…言わば表文明で言うと冒険者ギルドだ。」
「……ほひゃあ…」
キリナの言っている意味と夢じゃないかと情報を整理出来なかったため、すっっっっごく変な声を出してしまった。
……………………うん。理解が追い付いてない。
「なぁ。ちょっと頬叩いてくんねぇか。キリナ。」
「え?あ、あぁいいとも。」
多少の痛さもいっかと思った自分が馬鹿だった。
バシィィィィィィン??
「いっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おっと、すまんな。」
「おま……っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
「そ、そんなに痛かったか?」
「痛いわ?」
「んまぁお願いしたミコト君にも責任はあるけど、キルスティーナも大の大人ぐらいの強さじゃあそりゃあ痛くなっちゃうよ。」
「うっ…す、すまん。ミコト。」
「…大丈夫。誰にでも失敗は付き物さ。」
「ミコト…ありがとう。」
……全然大丈夫じゃな
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