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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
三・笠・到・着
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「やっと人並みの暮らしが出来るのか。」

と愚痴を漏らすアンデルセン。

「まーちゃん。」
「なんだよ。」

三笠記念艦を眺めていると、おっきーが隣に寄り添ってくる。

「元気、出た?」
「当たり前だバカ。いつまでも落ち込んでたって夢は叶えられねーからな。」
「そっか。」

立ち止まっていては夢は叶えられない。
俯いていたままじゃ前は見れない。
だから立ち直って、夢に向かって前に進むしかない。
俺達には、俺達が正しいと信じる夢があるんだからな!

「待ってろよ三笠の院長!新鮮なアンデルセンをお届けしてやるからな!!!」




?

横須賀、三笠記念艦。


「マスター、ハインド商会の方がお見えになりました。」

セイバーのジルからそう声をかけられ、マスターと呼ばれた男はとりあえず今書いていた書類をまとめ、椅子から立ち上がる。

「ハインド商会?注文は何もしてないハズだけどな…。」
「そうですね…強いて言うなら注文の者…アンデルセンの件でのことで…。」
「アンデルセンか。思ったより早かったな…。」

そういえばアンデルセンをつれてきて欲しいと依頼していたことを思い出し、彼は甲板に出ることにした。
なにぶん最近はかなり忙しく、ついこの前のこともうっかり忘れてしまっていることが多い。
サーヴァント達からは休めと言われるが、そういうわけにもいかいのがこの男、院長なのだ。

「ジル。状況は?」

早足で歩き出す彼、この三笠の院長にジルはついていき、状況説明を始める。

「はい、周辺の住民は全て避難を完了しました。戦闘による二次災害の確率は今のところ極めて低いです。」
「そうか、良かった…。」

とあることがあり、彼は近隣の住民に避難勧告を出していた。
特にサーヴァントを持つマスターは、絶対にここにしばらくは近づかない方がいいと付け足して。

「しかし、タイミングが少々悪いですね。」
「うん。早いのは確かに助かる…でも」

ドアを開け、日がさんさんと降り注ぐ甲板へと出る院長とジル。
遠くの方からは確かに、ハインドの象徴である黄金の鹿号がやってきていた。

「少々悪いどころじゃない。最悪のタイミングだ…。」

やってくる船を見て、院長は不安な表情を浮かべながらそう呟いた。

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