暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第34話『すれ違う二人』
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るほど…よくわかりました。でも、それを言う相手は私じゃなくて、フェイトさんじゃないですか?」
「それができないから悩んでいるんです。もしそれを言って、フェイトを傷付けたらどうしようと思うと…」
「雅国家象徴、人は知らず知らずのうちに誰かを傷付けていると思います。それは、私も知らないうちにカズ君のことを傷付けているみたいに。でも、それが人して生きていることだと、私は思います。それに、そのことで悩むほど、フェイトさんは弱くないと思います。」
かなみは、自分の意見を雅に話す。
「…そうですね。かなみさん、ありがとうございます。」
雅は礼を言って出て行く。
「また何時でもいらしてくださいね!」
かなみは手を振りながら言った。
「俺に相談って言われても、相談料は高いよ?」
「あの、今日は弁護の件で来たわけではありません。」
「えっ、そうなの?ゴロちゃん、お客さんにちゃんとお茶を出してよ。」
「はい、先生。」
フェイトは北岡弁護士事務所に来ていた。
「それで、弁護の件以外で相談って何よ。」
「雅のことなんだけど…」
「ああ〜、それね。ウラタロスから話はちょろっと聞いてはいたけど。うちはそういうのは専門外だから、他を当たって。俺もこれから玲子さんとデートなの。今日こそは絶対に堕としたいの。がきんちょのおままごとに付き合っていられないから。用が済んだら帰ってちょうだい。」
「…わかりました。お忙しい中、失礼しました。」
フェイトはそのまま立ち去る。
「ウラタロスから聞いてるぞ。そんなことで悩むなよ。らしくないぞ。」
「どうしたの、真司?って、雅国家象徴が来ていたなら言いなさいよ。」
雅は真司に相談にいっていた。真司は先月美穂と結婚した新婚夫婦である。同じ状況なら相談しやすいと雅は考えていた。
「なるほどね。国家象徴は女心が解っていないわね。」
「ってか、人んちで勝手にノロケんな!」
「いいじゃない、真司。それより、そんな風に避けていることが、一番フェイトちゃんを傷付けているって、まだわからないの?」
美穂ははっきりと言う。
「やっぱり、自分の気持ちを伝えないといけないか。ありがとうございます、おかげで何をするべきかわかりました。」
雅は礼を言って出て行く。
「なんだ、フェイトか。あがっていいぞ。」
フェイトは津田家に行くと、シノが招き入れる。
「タカトシ、客が来たぞ。」
「どうしたんですか…ってフェイトさんがどうして?」
津田は驚く。
「その、タカトシさんとスズさんに相談がありまして。」
「その相談って、もしかして杉崎一家にしたのと同じ?」
フェイトの言葉にスズは質問で返す。
「えっ、どうしてそれを?」
「フェイトだけじゃなくて雅国家象徴もいろんな人に相談しているみたいだから、もう既に結構有
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