暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第34話『すれ違う二人』
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り変なことを言えば!まったく、鍵は何時まで経っても進歩がないな。」
「あら?そういう深夏ちゃんもキー君にそういう態度をとる所、全然変わっていないわよ?」
「うっ…知弦さん、それは…」
「あーもー!とにかく杉崎…じゃなかった。鍵はみんなにちゃんと謝ること!会長命令!」
「会長さんはもう、生徒会長じゃないでしょ?」
「真冬ちゃんは少し黙っていて。話がややこしくなるから。」
「どうせ真冬なんて、オタク知識だけが取り柄の腐女子系薄幸美少女です…」
「真冬ちゃん、さすがに23で美少女は無理があるよ…」
「先輩、少し、頭冷やそうか?」
「やめて真冬ちゃん!なんか怖い桜色の光を放つ悪魔が見えるから!俺が悪かった!調子にノってすみません!」
杉崎は怯えながら謝る。
「みなさんは、普段からこんな感じなのですか?」
「そうね。みんなキー君を目いっぱい愛しているから全力でぶつかれるし、全力で笑い合えるの。」
フェイトの質問に知弦は答える。
「全力でぶつかれる…杉崎さん、ありがとうございます。私、もう少しいろいろな人の意見を聞いてみます。」
フェイトは頭を下げる。
「えっ!?もう帰っちゃうの?なんだったらフェイトちゃんも、俺のハーレムの一員にならないか?」
「おい鍵、いい加減にしろ!フェイト、鍵はあたしらで抑えておく。早く逃げろ!」
「あ、ありがとう深夏さん。」
フェイトは、杉崎を羽交い締めにしている深夏に礼を言って出て行く。

「あっ!雅国家象徴、お久しぶりです!」
かなみは雅に挨拶をする。
「けっ、なんの用だよ雅。」
カズマはぶっきらぼうに言う。
「今日はかなみさんに用事がありまして。」
「じゃああがってろ。俺は朝倉と会う約束がある。」
「カズ君、あんまり変な付き合いは持っちゃダメだよ?」
「解ってるよ。じゃあな!」
「もう!『じゃあな』じゃなくて、『行ってきます』でしょ!」
「悪い悪い。行ってきます。」
カズマは嫌そうに言いながら出て行く。
「随分大変そうですね。」
「あれでも、かなり丸くなった方ですよ。」
「そうですか。かなみさんには、まだ謝っていませんでした。6年前のこと、あの時、かなみさんのアルター能力を利用して、あのようなことをしてしまい、申し訳ありませんでした。」
雅は頭を下げる。
「雅国家象徴、頭を下げないでください。雅国家象徴が、私達のために一生懸命だったのはわかっていますから。それに…」
「それに?」
「あの時のこと、いろいろと参考にしてますから。もう少し経ったら、カズ君にしてあげようかなって。」
「それは、何か悪いことをしてしまったみたいで申し訳ありません。それで、かなみさんに相談があるのです。」
「私に相談ですか?」
「はい。実は─」
雅はかなみに悩みを打ち明ける。
「な
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