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FAIRY TAIL 明治と江戸を渡った人斬り
Fairy Days
炎と雷
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った。だが蓮はナツの背後に立ち、日本刀の持つところでナツに気絶させた。

「勝者!レン!」

―フッ―

「ナツをあっさりと完封するとはな…」

エルザが感心したように呟く。ナツはウェンディが治療中だ。すぐに目を覚ますだろう。

「あれ?もう挑戦者居なさそうな感じかよ?」

「あれ?エルザもやるんじゃなかったっけ?」

ルーシィが問うが、エルザは首を振り、

「いや…止めておこう。私がレンと戦えば良い勝負になりそうだが、レンのあの目つきはまるで伝説の人斬りで本気で殺そうとしてる気配だから辞退する。ミラは?」

「残念だけど今の私には確実にレンに勝てないし、今のレンの目つきはまるで人を殺そうとしてる闇の人斬り霧谷抜刀斎だから私はあの状態のレンとは戦いにくいわね。」

「あそう。じゃあナツを起こして帰る・・・」

「なら、俺とやってくんねーか?」

「ラクサス!」

「エルザもミラもやんねぇんだろ?だったら俺と勝負しようぜ。」

「ほう・・・自分なら勝てると?」

エルザが少し目を細めて問うと、ラクサスは苦笑して首を横に振る。

「いや・・・多分負けるな・・・」

その言葉にグレイ、ミラ、エルザ、ルーシィは言葉を失う…かつての彼からは考えられない台詞だからだ。

「・・・かつての俺は自分の力に絶対の自信を持っていた。だがこの世に俺より強い奴はいくらでもいやがる。ハデスのジジィやアクノロギアなんて化け物もな。ナツのように格上の相手に食らいつこうする強さが必要だ。だから頼む。俺と闘ってくれ!」

するとレンは再び人斬りの目つきとなった。

「いいだろう。特別に俺が本気を出してやるよ。安心しろ。殺しはしねぇから。」

すると蓮は闇の刀を出した。

「こ、これが…!」

「闇の刀!」

「さあ・・・かかって来い。」

「お前は俺のスピードに付いてこれるか?」

「フッその自信、お手並み拝見と行こうか。」

「では…始めっ!!」

エルザが手を振り下ろした瞬間、二人の姿が消え、空中で二人が激突する。二人は空中で何度も激突を繰り返し目にも止まらぬ速さでその衝撃と音が鳴り響く。

「きゃああああ!」

「なんつー闘いだ!」

「二人とも互角なんでしょうか?」

「いいえ良く見て。レンの攻撃はヒットしてるけど、ラクサスの攻撃はガードされたり避けられたりで当たってないわ。」

「すごい‥」

下でごちゃごちゃしている間に空中ではさらに激しく闘いが繰り広げられていた。

「雷竜の顎!!」

ラクサスが手を組み振り下ろしたハンマーパンチを下に潜りこむことで躱すがラクサスはニヤリと笑う。この技は振り下ろした直後に、雷の追加攻撃が発生するからだ。
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