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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
黄金の鹿と嵐の夜と恩返し
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あ!!あああああーッ!!」

叫びながら乱射するも、それは一発も当たらない。
空中で身を捻り、北斎は全体重を乗せた一撃をそいつにくらわせ、彼は昏倒した。

「そこもだ!」

指の間に挟んだ二本の小筆。
それを後ろにいた財団職員に向けて投げる。
寸分違わずその小筆はマシンガンの銃口に突き刺さり、あっという間に弾詰まりを起こして使い物にならなくなった。

「何をしている!!相手は一騎だ!さっさと捕らえろ!!!」
「数だけ揃えりゃ勝てると思ったかい?そんならそれは大間違いサ!」

たった一騎に手間取っている部下達を見てリーダーが痺れを切らして怒鳴る。
だがそうしてどうなる問題ではない。
事実上このマキさんの…いや、舞さんの北斎はかなり強い。
これ以上の修羅場を何度も潜ってきたような、まさに一騎当千の強さだった。

「ダメです!葛飾北斎は強すぎます!!」
「ならマスターを狙え!」

リーダーの指示で全員がターゲットを北斎から舞さんへと変える。
対する舞さんは太股にあるホルスターから拳銃を抜くも。

「あげる。」
「は?」

なんと、振りかぶりそれを財団職員に投げつけたのだ。
銃の使い方を知らないのではない。
彼女には、それよりも強力な武器があった。

「僕には…これがあるから!」

そういって取り出したのは、一本のペン。
そう、何の変哲もないただのペンだ。
あまりにも予想外な道具を取り出し、リーダー含め財団職員達は思わず吹き出してしまう。

「ぶっ!おいおい貴様!本気で言ってるのか!?」
「ペンは剣より強しなんて言葉があるけど、まさかそのまんま信じてんのかこいつ!?」
「フォーリナーを持っているマスターがトチ狂ってるなんてな!こいつは楽そうだ!」

と、周りが笑うも本人は大真面目だった。
そしてこの後、財団職員達は笑ったことを死ぬほど後悔することになる。

「…ペンは何よりも強し(イマジン・ディピクター)!」
「は?なんだって?」

舞さんがその名称を呟くと、ペン先が光り出す。
すると目の前の空間に何かを描き始めた。
細かな彩飾やそういったものも全てものすごいスピードで描きこんでいく。
やがて完成したその絵は"剣"だった。
そして驚くのはまだ早い。
空中に描いた絵は、

「な…!」
「これが僕のあみだした唯一無二のスキル、描いたものを瞬時に実体化させる…その名もペンは何よりも強し(イマジン・ディピクター)だ。」

実体化し、舞さんの手に握られたのだ。

「さぁ!ガリガリやるぞ!!」

剣を振るうと、それは等間隔に分裂し、鞭のようにしなる。

「伸びた!?いや、分離したのか!?」
「ただの剣じゃないぞ!!」
「そうだ!この剣はシャルル
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