暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
黄金の鹿と嵐の夜と恩返し
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
とがあるだろうか。

「探偵さんのおかげで、僕はこうやってお栄ちゃんに会うことが出来た。感謝してもしきれないよ。」

北斎に会えた?
以前聞いたマキさんの会いたいよという寝言。
そして、"マイ"という人物を探していたという北斎。

「お栄…って、え、もしかしてマキさん…!」

何の共通点もないような点同士が、今線で繋がった。

「クズシロ マキっていうのはあくまで偽名。僕の本当の名前は…"葛城 舞(かつらぎ まい)"って言うんだ。」

葛城 舞。
それがマキさんの本名。
そして、彼女こそが葛飾北斎の探していたマスターだったのだ。

「葛城…舞だと?」

職員のリーダーらしき人が彼女の名前を聞き、驚いたような顔をする。

「そうだ。それが僕の名前。そしてサーヴァントのお栄ちゃんだ!!!」
「そうか…そうか!!ふは、ふはははは!!!!」

彼女の本名を知るやいなや、高笑いをするリーダー。
もしかして知り合い?という雰囲気でもなさそうだが…。

「聞いたかお前達!あの"葛城 舞"に葛飾北斎と来た!!!サーヴァントと共に代表の元へ連れていけば幹部クラスに昇進!!さらにおさがりももらえること間違いなしだ!!」

リーダーのその言葉で、職員達の視線が一斉に二人に集まった。

「捕まえろ…!なんとしてもだ…!!」
「俺達もサーヴァントをもらうんだ!」
「飽きられて捨てられたやつじゃない…新鮮なやつが欲しい…!!」

皆手にスタンロッドやらマシンガンを持っている。
数は軽く三十は越えている。
しかし、

「なぁマイ、どうやらおれ達は"あいつ"からかなり目をつけられてるらしい。」
「知ってる。あいつにとって僕らが幸せに暮らしてるのが、何よりムカつくコトだからね。」

互いに余裕そうな笑みを浮かべている。

「じゃあ、探偵さんは下がってて。」
「あ、はい。」

とりあえずおっきーを抱えて隅の方へと避難する。

「さぁ、かかって来ナ!」
「捕らえろ!!!」

葛飾北斎に財団職員が殺到する。
スタンロッドを振り上げ突撃するもの、マシンガンで狙いを定めて接近するもの。
共通することと言えば、どいつも皆きたない笑顔をうかべていることだ。

「手柄は俺のモノだァ!!」
「猪口才な!」

最初に襲い掛かった職員に大筆の一撃、
振るわれた大筆から起きた波は彼を飲み込み、さらに北斎は波を描く。
下から高く振り上げられた大筆。
その波は壁となり、放たれた洗脳弾を無効化した。

「やってやるゥ!サーヴァントを手にいれてやるゥ!!」

仲間に当たることもかまわず、マシンガンを乱射する財団職員の一人。
それに対し北斎は地を蹴り、宙へと躍り出た。

「うああああ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ