我妻由乃
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者であるまどかには、それ以上の言葉の意味を理解できなかった。
ほむらはまどかに振り向き、何かを放った。
慌てて受け取ったまどかは、その重量に面食らう。触れたことのない、冷たい質量。生まれて初めて手にした、拳銃。
「え? え?」
「軽く加工したものよ。中学生でも問題なく扱えるわ」
「加工って……」
まどかは絶句した。
「ほむらちゃん、どうしてそんなもの……」
「時間がない。質問に答えることはできないわ」
ほむらは詰め寄るようにまどかの言葉を遮る。
「残弾数は気にしないで。こんな空間には私も見覚えがあるの。いい? 危険なものが来たら三発で殺せるわ」
「こっ……?」
物騒な言葉に、まどかは言葉を失った。
「いい? 私は今から、この原因のところに行く。まどか、貴女はここから絶対に動かないで」
「でも……」
「いいわね」
ほむらは、それ以上まどかの言葉を待たない。教室だったところを飛び出し、すぐにまどかの視界から出ていった。
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