廃部!
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にツッコミを入れる。
「じゃあ何か考えてよ〜」
「はぁ、もう帰りたい...」
「あの〜...とりあえず...!」
最後の琴吹さんの案でギタリスト募集のチラシを作成することになった。
「「「「「「せーのっ!」」」」」」
翌日の朝、SHR前に音楽準備室で各々が作成したチラシを見せ合う。
結果、僕と琴吹さんのチラシを昇降口前に貼ることになった。
...律と正は自信作だったのかガッカリしていたけど。
それから時は過ぎ、4月も後1週間となったお昼休み。
今日は、正の一緒に合わせようという熱意に負けて、初めて学校に楽器を持ってきた。
と言ってもクラスの皆に聞かれないように、登校したらそのまま部室に行き、楽器を置いてきたわけだけど。
田井中さん達は未だギタリストが見つからないようだ。
「あのチラシ自信作だったのにな〜」
「まだ言ってるの正。田井中さんもそうだけど挿絵がダイナミック過ぎるよ...」
「ぼ、僕は採用されなくて良かった...」
「浩二君と秋山さんは主張が控えめ過ぎたね...」
教室でご飯を食べながら他愛のない雑談をしていると左の方から、
「とりあえず軽音楽部ってところに入ってみました!」
「「「っ!」」」
思わず3人で目を合わせる。伏し目がちに声の方を見ると、平沢さんが真鍋さんに話しているところだった。
「へえ〜、でどんなことをするの?」
「さあ?」
「ええ?」
「でも軽い音楽って書くから、きっと簡単な事しかやらないよ〜口笛とか!」
「何そのやる気のないクラブ...」
正は笑いを堪えるのに必死で、浩二君は不安そうにしている。
こんな子掴まされて大丈夫なんだろうか...。
その日の放課後。
正が平沢さんも連れて部室に行こうと言い出したが、男子部員がいきなり3人で行くと向こうも気後れするだろうと浩二君が止め、結局僕達が軽音部員だということは平沢さんは知らないまま、部室で皆と待つことにした。
「「「お疲れ〜」」」
「お〜正達じゃん!3組も授業終わったのか〜」
「お、お疲れ様」
「お疲れ様です〜今お茶淹れますね〜」
「「「いつもありがとうございます!」」」
琴吹さんの淹れてくれたお茶(お嬢様なんだろうか)を飲みながら雑談をする。ちなみに平沢さんのことは黙っておいた...というか言い出せなかった。
「こんにちは〜」
「「「っ!」」」
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