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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
仲違いと腐れ縁と予行練習
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らしい。
「出てこい!
子安 綾女
(
こやす あやめ
)
!!今なら本部に連れ戻すだけで無罪放免にしてやる! 」
「ウッソだぁ。連れ戻したあと絶対殺すじゃん。あ、それと今のは私の名前ね。」
アンデルセンのマスターもとい子安さんは外の状況を見て思わず苦笑い。
「どうしましょう、あなた…。」
「どうするも何も…戦うしか。」
「いや、ちょっと待ってください。」
令呪の刻まれた右手を握りしめ、動き出そうとした広海さんに制止をかける。
「探偵さん。このままどうするっていうんだ?」
「このままも何も、まぁ"名案"がありましてね。」
といい、広海さんにあの聖晶片を見せる。
「ところでマリー王妃。ジャンヌのイルカショーには参加するご予定で?」
「ええ、勿論よ。今度は私がジャンヌと二人で悪者と戦うの。」
と、マリーは嬉しそうに語る。
それと今なんの関係が?と思う方もいるだろう。
関係あるんだよ。
「予行練習…リハーサルは?」
「リハーサル?そういえばまだね!」
「それはいけない。あのショーの前、おっきーも入念なリハーサルをしたんですよ(大嘘)」
「まぁ、そうだったのね!!」
え?そうなの!?とでも言いたげな顔をするおっきーだが、今は嘘に乗れ。
「じゃあ、今しましょうか?」
そういい、聖晶片を広海さんに投げ渡す。
「いいのか?使って?」
「かまいませんよ。それにあなたの妻がそれをご所望なんでね。」
「…わかった。」
ここで銃乱射の血みどろな惨劇を作り出すわけにもいかない。
だったらエンタメだ。
それにさ、こうすりゃ宣伝にもなって弟くんも儲かるんじゃねーの?
マリーも喜ぶし弟くんの財布も潤う。あー俺って優しい。
「そんじゃマリー王妃…"二人で"頑張ってきてくださいね。」
「え"?」
もう一つ聖晶片を取り出し、俺も握る。
「一緒に戦えるなんて夢みたい!よろしくね!キュア☆おっきー!」
「え、待って、まーちゃん待って!これマリーちゃん一人じゃないの!?ねぇ!ねぇってば!!」
「おめーも頑張んだよ(ゲス顔)」
「筋肉痛はやだああああああ!!!!!!」
?
翌日のことである。
「…?」
今日も大盛況の『シルク・ドゥ・ルカン』
オーナー室にて新聞を読んでいた弟くんは妙な記事が目に入った。
「ねぇ、ジャンヌ。」
「はい!お姉ちゃんです!!」
ドアをあけ、元気よく入ってきたのは弟くんのお姉ちゃん、
…ではなくジャンヌ。
「昨日の夜とか、外でなんかした?」
「なんか…とは?」
「暴れたとか…。」
「…いえ?昨日は夕方からずっと弟くんとベットで二人きりだったじゃありませんか。」
「そっか…。」
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