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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
仲違いと腐れ縁と予行練習
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てここからが本番だ。

「ところでお二人さん。」
「「?」」
「何か住むところにはお困りで?」

逃げてきた二人。
きっと今では衣食住どれか一つでも満たすことは厳しいだろう。
なので優しい俺はあることを提案する。

「ああ、現在進行形で困ってるね。金もないし。」
「この馬鹿女。持っていた大金を全てギャンブルで溶かしてしまってな。」
「いいじゃん。私は宵越しの金は持たないの。それに次こそは当てっから。だからアンデルセン。ちょいと本書いて稼いでこいよ。」

あ、この人典型的なダメ人間だ。
こういう人だからこそ、アンデルセンのようなキツイ言葉を浴びせる人が必要なんだろうね。
いけね、話が逸れちゃう。

「いい住まいがあるんですよ。高水準な衣食住。何不自由ない暮らし。家賃はあることをするだけでタダ!横須賀にある三笠ってトコがあるんですが、そこどうです?」

しかしここで二人は首を縦には降らなかった。

「その"あること"ってのは?」

だよねーそこ指摘しちゃうよねー。
言いたくないんだけどねー。

「まーちゃん、ちゃんと言わなきゃそれ詐欺だよ。」
「大丈夫だって、言うよ。」

んん、と咳払いし、その条件とやらを勇気を振り絞り、言う。

「殺生院キアラ、ご存知ですか?」
「ああ、あの牛女だろう、それがどうした?」
「その…彼女のストッパー役を…あなたにしてもらいたくてですね。」

苦節三十人。
今まで尋ねた三十人のアンデルセンはその条件で即断った。
しかしどうだ?今回はどうだ?
変な汗が流れる。時間がクソゆっくりに感じられる。

アンデルセンの口が、ゆっくり開かれる。
そして…

「背に腹はかえられん。まぁいいだろう。そこの馬鹿女よりあの毒婦の方がいくらかマシだろうからな。」
「「いいいいいいやったああああぁぁぁぁーーーーっ!!!!!!」」

思わずおっきーと飛び上がるほど喜んでしまう俺。
ビビる広海さん。一緒になって喜び、おっきーと手を繋いでくるくる回り出すマリー。
あーやべ…涙出てきた。

「やったねまーちゃん!!5000万円ゲットだよ!!」
「ああ!だがちゃんと連れてくるまでが依頼だ!気を抜くワケにはいかねーぜ!!」

こうして二人は仲直りし、さらには三笠に移住することが決定。
ここまで来ればもう、報酬の5000万はゲットしたも同然である。

そして…。

「…!」

広海さんが何かに気付く。

「どうしました?」
「外を見てくれ。」

窓から外を伺う。
すると

「我々は葛城財団!!ここに裏切り者がいるのはわかっている!!大人しく出てこい!!」
「うわ…。」

外にはなんと葛城財団。
何がなんでもこの女性をとらえたい
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