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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
仲違いと腐れ縁と予行練習
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くりしたァ!!!」

アンデルセンの話を聞き、お葬式みてーな雰囲気になってる中話しかけてきたのはあのナイチンゲールだった。

「治療は無事成功しました。患者本人も目覚めています。面会は可能ですが衛生管理には細心の注意を。」

それでは!といいナイチンゲールは窓をブチ破りどこかへと去っていった。
だからドアから行けドアから。

「とりあえずマスターが目覚めたんだ。行って謝ろうぜ、アンデルセンさんよ。」

行きづらいかもしれないが行くしかない。
それにだ。二人には仲直りしてもらったあとに頼み事があるんだからな!


?

「ふん。相変わらずひどい面だな、マスター。」
「マスターがこうだってのに、減らず口は変わらずだね、アンデルセン。」

ナイチンゲールのいう通り、アンデルセンのマスターは目覚めていた。
出会い頭に文句を言い合う険悪ムードな二人。

「具合はどうだ?」
「最悪。」
「そうか、いい気味だ。」

これ、大丈夫なんだよな…?

「はぐれたアンタを探してたら運悪く財団の奴等に見つかっちゃってさ。撃たれるわ警棒でぶん殴られるわ、ホントに最悪だったよ。」
「なるほど、つまり俺がわざわざ囮になる必要もなかったわけか。」

相変わらずというかなんというか、罵倒の応酬が続いている。
しかし仲裁に入るわけにはいかない。
これは二人の、マスターとアンデルセンの問題だ。
誰かが入ってどうにかなるものではない。

「囮?アンタが?クソみてーな冗談だね。ロクに戦えもしないってのによくそんなバカなことが出来るね?頭腐った?」
「腐っているのは貴様だろうに。実験のしすぎでとうとうパーになったか?俺のいない方がずっと逃げやすいだろ?」

広海さんが仲裁に入ろうとするが、マリーが止める。

「マリー?」
「あなた、少し待って。多分あの二人は…。」
「二人は?」

真剣な眼差しで見守るマリー。
そう、マリーは気付いている。
そして実は俺も気付いている。
罵倒しあって喧嘩しているように見える二人だがこれは

「ああ、腐ってんじゃないかな?私の脳ミソ。でなきゃ命かけてまでアンタと一緒にいようとしないっての。」
「なら、そうだな。残念な頭の持ち主にはさぞ俺が必要だろう。囮になろうだなんて愚策中の愚策だったな。」

そう、言い方はきついにしても二人は仲直りしている。
それにきっと二人は元からこうなんだろう。

「馬鹿女め。」
「言ってろ。」


「仲直り…したのか?」
「ええ、きっとそうよ。」

今の状況に全く頭が追い付かない広海さんだが、確かに二人は仲直りしたらしい。

「さて、迷惑をかけてすまなかったな。」
「いや、役に立てたようで何よりっすね。」


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