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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
仲違いと腐れ縁と予行練習
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研究の手柄は横取りされる。」
なんだよそれ、そこだけ時代が昭和なのかよ。
「どうにも出来ない。しかしそんな中彼女はサーヴァントの召喚に成功した。」
「それがアンタなんだな?」
いかにも、とアンデルセンは答える。
「しかし見ての通り俺は何の役にも立たん。しかも奴等が欲しがるのは女性のサーヴァント。性のはけ口にもならない、戦闘にも使えない俺は上から処分命令が出たのさ。」
「だけどあなたのマスターは、それを拒んだ。」
「ああそうだ、拒み、退職届を叩きつけて俺と逃げ出した。」
葛城財団の本部がどこにあるかは知らない。
ただ、彼女とアンデルセンは小型のボートに乗り、海を渡ってここまで逃げてきたのだという。
「当然追っ手は来たさ。にしてもあの馬鹿女…俺を囮にでもしてとっとと逃げればいいものを…。」
「出来るわけ…ないじゃない。」
「なに?」
追っ手は来たらしい。
だがアンデルセンは戦えない。
きっとあの人はなんとかしながら一生懸命逃げ続けてきたんだろう。
確かにアンデルセンを囮に使えば時間稼ぎにはなるかもしれない。
だが、そんなこと出来るわけがないとマリーは言った。
「あなたのマスターのことは知らない。でも、あなたのことが好きなんだもの。でなければ一緒に抜け出そうなんて考えないわ。」
「…?」
「それに…あなたが好きだから召喚したの。あなたはマスターにとって大切なサーヴァント。そんな大事なものを見捨てたり、囮に使うなんて出来ないに決まってるじゃない!」
「ふん…大事、か。」
眼鏡の真ん中を押し上げるアンデルセン。
マリーの言ったことは、確かにそうだろう。
大事じゃなければ、きっと本部にいた時点で上司に言われるがまま処分していただろうし、わざわざ一緒に逃げ出そうなんて考えない。
「俺もサーヴァントの端くれだ。マスターなんぞに迷惑をかけるのは辛いものがある。」
「…だから、あえて突き放したのか?」
「ほう、よくわかったな。さては貴様探偵か?」
探偵だよ。
「しかし良心が痛むものだ。トゲのある言葉で折角突き放したのに俺はそれを後悔した。」
「だから爆発した方を見てたんだな?あれはマスターがやられたんじゃないかって。」
自分がいない方がマスターは逃げやすい。
そう考えたアンデルセンはわざとキツい言葉を浴びせ、仲違いさせた。
そして後は自分が囮になり、マスターが逃げるための時間を稼ぐ。
だがその時起きたのがあの爆発だ。
気になるアンデルセン。行って確かめてみようと思った最中、俺達と出会ったってワケだ。
「そこまでして俺といたいなんてな。全く…馬鹿女はどこまで行っても馬鹿女だな…。」
「話の腰を折るようですが、よろしいですか?」
「うわびっ
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