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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
仲違いと腐れ縁と予行練習
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争います。ナイチンゲールはそう付け足し女性と自分以外の俺達を一旦部屋から追い出した。

?

「…にしても、ひでー怪我でしたね。」


緊急治療の間、俺達は廊下で突っ立ったままなのもあれなのでエントランスにて待つことにした。
そしてその間、広海さんとの情報交換のため話し合いをする。

「幹部クラスの職員で重要機密も知っているらしい。切っ掛けは知らないが逃げ出そうとしたら、そう簡単には逃がしてくれなかったみたいだ。」

なるほど、
大事な秘密を漏らす危険性があるから始末しちまえと。
しかしなぜこの人はそこから逃げ出そうとしたのか?

「嫌気がさしたんだよ。あの組織の非道ぶりにな。」
「…?」

その疑問は、アンデルセンが答えてくれた。

「非道?」
「ああ、正直いってあの葛城財団とかいう組織は狂ってる。サーヴァントを研究すると言いながら、その実は猟奇的な実験ばかりだ。」
「…それは、一体どういうことなんだ…?」

広海さんの声が震える。
怒りがこみあげているのだろうか、

「俺もほんの一部しか知らん。ただ連れてこられたサーヴァントは皆、まずは"代表"とかいう財団のトップの"オモチャ"にされる。そして飽きたら研究員たちの実験材料もとい…"性のはけ口"だ。」

「「!?」」

性の…はけ口だって?

「酷すぎるわ…そんなの!」
「そんなことをしてたなんて…あいつら、人を人と」
「人を人とも思わない奴等だ…と思うだろう?あいつらにとって"サーヴァント"は"サーヴァント"。人間ではないのだろうさ。」

マリーが、そして広海さんが怒りを露にする。
当然だろう。やつらのしていることはあまりにも外道だ。

「抵抗させんために四肢を落とされた奴もいた。耐久実験と称してあらゆる拷問器具を試された奴もいた。あれなら実験用のラットの方がまだマトモな扱いをされている。」
「助けられなかったのか…?」

明らかに怒りのこもった声で広海さんが尋ねる。
だが、対照的にアンデルセンはいたって冷静な口調で答えた。

「助ける?俺が?はっ!とんだお笑いだな。いくら俺がサーヴァントでも無理なものは無理だ。アンデルセンがどういったサーヴァントかは貴様らも知っているだろう?」
「それでも…!君のマスターは幹部だったんだろう!?」

そう、元幹部クラスと言っていた。
アンデルセンが非戦闘系のサーヴァントだったとしても、そのマスターの幹部権限的なものでなんとかすることはできなかったのだろうか。

「結論から言わせてもらおう。例えマスターが何をしたとしたも、あの実験は止められない。」
「…なんで?」
「幹部とは名ばかり。奴は女性というだけで職員達から見下されてたわけだ。どれだけ何を言おうと無視され、
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