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真・恋姫†無双〜俺の従姉は孫伯符〜
新兵器+仲間=忘れていたもの
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い。どう見ても疲れきっとるやないか。そんなひょろいくせして頑張り過ぎやで?」
「いやいや、俺はまだまだいけますよ――――っ」

 くら、と不意に眩暈に襲われたたらを踏んでしまう俺。慌てて体勢を立て直そうとするが、思っていた以上に疲労が溜まっているようでなかなか思うように身体が動かない。そのまま姐さんにもたれかかってしまう。

「おっと。ほら見ぃ。やっぱり限界きとるやないか」
「あ、あはは……さすがに完徹何度もやってるとキツイっすね……」
「この馬鹿……一人で頑張り過ぎなんや」

 姐さんはやれやれといった表情を浮かべると、俺を担ぎ上げて休憩室の方へと歩きはじめる。どうやら見透かされていたらしい。大砲製作には俺がついておかないといけないから、最近寝てなかったんだよな……。
 情けなく姐さんに担がれたまま、抵抗することもなくぐでーと手足を投げ出す俺。意識し始めると、疲労がまとめて襲い掛かってきやがった。もうこれはヤバい。確実に倒れる。

「……ウチらには手伝えへんことは分かっとるけど、少しくらいは甘えぇや。それくらいされても、嫌な顔はせぇへんで?」
「ありがとう、ございます。……頼もしいっすよ、姐さん」
「ウチだけやない。董卓軍みんなを頼りにせぇ。仲間なんやから、一人で抱えこむなや。いつだって、ウチらはお前の味方なんやから。……な?」
「そう、ですね……」

 ――――あぁ、俺はなんて馬鹿な思い込みをしていたのだろう。
 大砲製作は現代の技術だから、一人でやらなければ。そう思って誰にも頼らず、黙々と作業してきた。疲れても倒れそうになっても、一人で製作を続けてきた。……それがどんなに愚かなことか、今になって分かった。
 ……いや、前から知っていたはずだ。呉で雪蓮達と暮らしていた時から、俺は分かっていたはずだ。仲間の大切さ、尊さ、偉大さを。
 この人は、忘れていた仲間への想いを思い出させてくれた。仲間になってから月日は浅いのに、そんなの関係なしに喝を入れてくれた。
 担がれたまま、忙しなく働いている部下達を見やる。

 全員が、動きながらも俺を温かい目で見つめている。自分勝手に疲れて、休憩室に運ばれるしかない情けない俺を、【仲間】として心配してくれている。上司でも将軍としてでもなく、ただ平等な仲間として。
 ……何やら熱いものが、目の奥から込み上げてくる。

「お前が頑張ったおかげで、連合軍はボロボロや。しばらくは攻めてけぇへんやろ。せやから、今は休みぃな。本戦になって動けませんでしたじゃ、シャレにならへんからな」
「……はい、そうですね。それじゃあ甘えさせてもらいます」
「後はウチらに任せとき。大丈夫や心配あらへん。見張りぐらいは朝飯前やしな!」

 豪快に笑う姐さんは俺を寝かせると、そのまま休憩室を出て
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