第86話
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い所を見ると、その人達にみんなやられたんだと思うよ〜。」
しかし何も起こらない事にアルベリヒが困惑しているとシャーリィが疲れた表情で答え
「”殲滅天使”――――――いえ、仔猫のハッキングによって警備の人形兵器達が無力化されるどころか、私達が”敵対象”として認識されてしまったという事ですか……!」
「つまりこちらの援軍は封じられたどころか、向こうの援軍にされてしまったという事か。」
「ありえない……この工房をハッキングした上、人形達の認識すらもハッキングするなんて……!」
シャーリィの話を聞いてすぐに事情を察したクルーガーは厳しい表情で推測を口にし、ガウェインは静かな口調で呟き、ゲオルグは信じられない表情でレンを見つめた。
「――――――アハハハハハハハハッ!大正解♪ねえねえ、今どんな気分?遥か昔から築き上げてきた自慢の工房がハッキングされた上、”黄昏”が起こった時に備えて遥か昔から造り続けた兵器達が無力化されるどころか、自分達を脅かす”敵”になった事に♪」
「小娘が――――――ッ!!」
そしてレンは声を上げて笑った後小悪魔な笑みを浮かべてアルベリヒを挑発し、レンの挑発に対してアルベリヒは怒りの声を上げて憎悪の表情を浮かべてレンを睨み、その様子を見たその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「うふふ、予想通りの反応、ありがとう♪これから貴方の事はギルバート、ヨアヒムに続く”三下キャラ”として三下三号さんと呼んであげるわ♪」
「か、仮にもずっと昔から世界の裏で暗躍していた組織の長を”三下キャラ”呼ばわりって、幾ら何でも相手の事を舐めすぎているんじゃ………」
「というかユウナさんも”仮にも”という言葉を使っている時点で既にアルベリヒを”格下”扱いしているのですが……」
「でもあの人、あんな軽い挑発に本気で反応するって意外と沸点低いよね〜?」
「まあ、彼にとっては遥か昔から綿密に練った計画が想定外の出来事や存在によって狂いまくっている状況ですから、あんな風になったかもしれませんね。」
アルベリヒの反応を見て更にアルベリヒを貶したレンの発言に再びその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ジト目になったユウナにエリナは苦笑しながら指摘し、シャマーラの疑問にセティは苦笑しながら答えた。
「……………………ッ!!」
一方ユウナ達の言葉を聞いたアルベリヒは反論や怒りの声を上げたかったが、それをしてしまえばまさに自分は”沸点が低いという愚かさ”を示す為憎悪の表情を浮かべてユウナ達を睨んで必死に唇を噛み締めていた。
「ったく、これじゃあどっちが悪党かわかんねぇぜ。」
「アハハ、レンちゃんのそういう所も相変わらずだねぇ。」
「ホント、リウイ陛下と師匠という両親、そしてプ
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