第86話
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「何だと……!?」
クレア少佐達がそれぞれ手負いの状況であることに真っ先に気づいたシャーリィは首を傾げ、シャーリィの言葉を聞いたアルベリヒが驚くとオリヴァルト皇子達に気づいたクレア少佐達は立ち止まってオリヴァルト皇子達と対峙した。
「宰相閣下!?それにレクターさん達もその様子からすると、そちらにもメンフィル軍による援軍が……!?」
「クソッ、やっぱりそっちも同じ状況かよ!?」
それぞれに気づいたクレア少佐は悲鳴を上げ、クレア少佐の言葉を聞いてすぐに状況を理解したレクター少佐が厳しい表情で声を上げるとそれぞれの背後から特務支援課、プリネ隊、鉄機隊が現れた!
「ハッ、追いついたぜ――――――って、シャーリィ!?」
「それにオズボーン宰相と”黒のアルベリヒ”も……!」
「どうやらちょうどいいタイミングでオリヴァルト殿下達と合流できたようですね。」
クレア少佐達と対峙したランディは不敵な笑みを浮かべたがシャーリィに気づくと厳しい表情で声を上げ、オズボーン宰相とアルベリヒを見つけたエリィは真剣な表情で声を上げ、ティオは静かな表情で分析し
「――――――無事皇太子殿下を取り戻すことができたようですね、ミュラーさん、オリヴァルト殿下。」
「はい……!それにしてもまさか子爵閣下すらも退けるとは、腕を上げられましたね。」
「フン、勘違いしないでくださります?この”私”がいるからこそ、”光の剣匠”も退かざるを得なかっただけですわよ!」
正気を取り戻した様子のセドリックに気づいたオリエは静かな笑みを浮かべてミュラー達に話しかけ、オリエの言葉に答えたミュラーの称賛を聞いたデュバリィは鼻を鳴らして堂々と答え、デュバリィの答えを聞いたその場にいる多くの者達は脱力した。
「おいおい……メンフィル軍どころか特務支援課まで放蕩皇子達に協力してここを襲撃したのかよ…………競売会とクロスベル解放の”貸し”の”利子”代わりに退いてくれと頼んでも聞いてくれねぇんだろ?」
ロイド達を見たレクター少佐は疲れた表情で溜息を吐いてロイド達に問いかけ
「湿地帯の時にも言ったはずです。貴方から受けた”借り”は貴方達全員を殺すつもりでいたセリカさんに見逃してもらうことと、警察である俺達も貴方達を逮捕せず無事にクロスベルから去る事を見逃す事で”全て返した事を。”――――当然、”利子”もそれらに含まれていますよ。」
「というか絶体絶命の状況を助けてもらっておきながら、”利子”まで要求するとかどこまで厚顔無恥なのよ……!」
レクター少佐の問いかけに対してロイドは真剣な表情で答え、ユウナは厳しい表情で指摘した。
「おのれ……!ついに我が工房にまで土足で足を踏み入れたのか、忌々しき想定外共が……!ゲオルグ、それにガウェイン!貴
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