1話 鬼の手誕生
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この世には…
目には見えない闇の住人達がいる……
彼等は時として牙をむき、君達を襲ってくる…
彼はそんな奴らから君達を守るため地獄のそこからやって来た…
正義の使者……なのかもしれない
☆はじまります☆
さて、俺の名前は横島 京介
見た目は何所にでもいる中学生。
学校の成績は中の中。
スポーツが得意で少し眉毛の太い少年だ。
そんな普通に見える俺だが一つだけ悩みがある。
それは……。
幽霊が見える事。
俺の死んだ両親が霊感が強かったらしく、どうやら俺はそれを引き継いでしまった
らしいのだ。
まあ、浮遊霊とかなら見えていてもあまり問題は無いが、悪霊とかになると
醜悪だしグロテスクだし、俺が見えていると分かると襲ってくるし、最悪だ。
ある日、身の危険を感じた俺は父さんの残してくれた霊能力の修行に関する資料などを
参考に修行を開始した。
修行して強くなり、霊視をコントロール出来るようになればきっと幽霊を見なくなる
に違いない。
そう信じて学校以外は全て修行に費やした。
するとどうだろうか、
中学2年の夏ごろに、見えていなかった低級霊がくっきりと見えるようになりました。
……。
で、でも、自分の力で悪霊を祓えるようになったし、前に比べたら大分マシになった
はずだ。
こうして自己防衛が出来るようになった俺は、どんな悪霊が出てきてもすぐに
自己防衛ができるようにオカルト関連を勉強する事にした。
勉強をして、知識を蓄え、妖怪も悪霊も平気になった
そんな中学2年の冬頃に俺はあるものに目を付けた。
GS(ゴーストスウィーパー)の使う封印札である。
封印札には二種類あり、妖怪を封じるものと霊能力者自身が制御できない能力を封じるもの。
つまり、この札さえあれば俺の霊能力は抑えられ、
幽霊や妖怪を見たり悪霊に目を付けられる事も
少なくなるのではないだろうか?
諦めかけた俺に希望の光が差した気がした。
だが……。
御札の値段が高いのだ。
中には300万の物も存在する。
身元保証人である大阪に住んでいる父さんの弟である叔父さんと奥さんである叔母さん
の仕送りで生活している俺にはとてもじゃないが
買えるわけが無い。
もちろんバイトやちょっとした仕事じゃあ何年掛かるか分からない。
何かないだろうか?
………
………!?
そうだ!家の隣に建っている蔵があるじゃないか!!
そう、俺の家の隣にはご先祖様が貴重品などを保管するための蔵があるのだ。
だから、蔵にあるものを売れば封印札が買えるかも知れない!!
そんなわけで、罰当たりかもしれないが手当たりしだいに売れるものはないかと
蔵をあさる事
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