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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
デートと王妃と元職員
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「どうしたんだ?」

後ろを見てみればマリーがどこか申し訳なさそうな顔をしている。
何かあったのだろうか?
そう思った時、それを誤魔化すように笑うと舌を少し出し、

「ごめんなさい…アイス、落としちゃった。」

とだけ言った。
かわいいから許した。

「また買おう。しょうがないさ。」

マリーを慰め、再び路地裏に目をやる。
爆発が起きたせいだろう。そこには次々と野次馬達が集まっていた。
物好きな人達だなぁと思う中、あることに気がついた。

「…?」

爆発が起きた路地裏。
その少し向こうの方に、誰かが倒れている。

「マリー。」
「何かしら?」
「合流する前に少し人助けをしよう。」

倒れていた人が気になった。
財団の職員が話していた内容が引っ掛かっていたというのもあるがともかく、倒れている人を見捨てることなんてできない。
馬を走らせ、二人はその人の場所へと向かった。

?

「なんかスゲー音したよな?」
「うん。」

一方その頃。
デートみてーなことしつつアンデルセンを探していた俺達はあの爆発の音を聞いていた。

「煙が立ち上ってね?もしかして爆発?」
「テロとか?それとも…。」

葛城財団。
その名前が俺とおっきーの脳内に浮かぶ。

「有り得るかもな。だとしたら広海さんとか無事なのか?」
「とりあえず行ってみる?」

今のところ30人に断られたアンデルセン探しは中断。
目的を変更し、広海さんを探すことにした。
だがその時だ。

「…?」
「どうしたのまーちゃん。」

急に止まった俺を見て、おっきーが不思議そうに声をかける。
人混みの中にあるものを見つけたからだ。

「あれ、見ろよ。」
「あれって…アンデルセンのこと?」

俺が見つけたのはアンデルセン。
そう、目的であるアンデルセンだ。

「でもまーちゃん!そんなことよりもマリーちゃん達が…!」
「いや、ちょっと待て。何かおかしいんだよ。」

そこにいるのはアンデルセン。
アンデルセン"だけ"なのだ。
今まで尋ねたアンデルセンは皆マスターがいた。
だがあいつだけは何か変だ。
周りに、マスターらしき人物が一人もいない。
人混みの中、彼だけはじっと爆発がした方向を見つめているのだ。

それが怪しい。何か違和感がある。
広海さんの安否確認が優先かもしれないがここで俺は話かけてみることにした。

「ちょっとそこのアンデルセン。」
「ん?なんだ?いかにもひねくれてそうな顔の男だな。」

慣れたぞ。
30人に罵倒され続ければこの程度もう感覚が麻痺してノーダメージなんだよ…!

「お前、マスターは?それとも迷子か?」
「ハッ!この年で迷子?それは面白くも
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