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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
デートと王妃と元職員
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るせぇ!!とっとと探して5000万ゲットすんぞ!」

あんまりにもしつこいので強引に話を終わらせてアンデルセン探しを始める。

「なんか条件で釣るとかできねーかな。」
「例えば?」
「ほら、お前絵うまいじゃん?本の挿し絵描いてあげよっかとかいってさ。」
「あー、それ無理だった。」

試したんだなそれ。

「『貴様程度のアマチュアにこのアンデルセンの挿し絵が釣り合うと思うか?本気でそう思ってるのならお前の脳は大分イカれてるぞ、取り替えてこい』って。」
「ひっど…。」
「うん…きっとそういう条件を出すのならそれこそ葛飾北斎くらいの絵師じゃないとだめなんじゃないかな…。」

アンデルセンゲットの道はまだ遠いらしい…。
それから…。

「だめみたいですね(諦め)」

五人くらいアンデルセンには会ったものの全て断られた。
ちっくしょう…簡単な仕事だと思ったのによ…。

「まーちゃん、期日とかってあるの?」
「あっちはどれだけかかってもかまわないって言ってたけどな。なるべく早い方がいいだろ。」
「そっか…。」

二人であれやこれや説得してはみるものの、殺生院の名前を出すとそう簡単にはいかなくなる。
ふざけんなよ。俺はもう23人のアンデルセンから罵倒を浴びせられてるんだぞ。
もうそろそろ心がもたねーよ。

「ま、急いでてもしょうがねーしな。少し休憩しよう!」
「?」

座っていたベンチから立ち上がり、おっきーに待ってろという。
小休止にはおやつが必要だ。なので

「ほら、あんま煮詰めないで適度にサボろーぜ。」

近くでクレープ屋がやっていたのが見えたので買ってきた。

「まーちゃん、今日優しいね。」
「優しくねーよ。自分だけ食うのもあれだから。」

隣に座り、買ってきたクレープにかぶりつく。

「あ、ほっぺにクリームついてる。」
「やめろって、自分で取れるっての。」

指でついていたクリームを取られる。
なんだよこれ…長年憧れてたシチュエーションみたいになってるじゃん。
てかこれまさにデートじゃない?

「サボってて平気かな?」
「多分あの二人も似たようなことしてんじゃね?きっと今頃マリーに『はい、あーん?』されてるだろ。」
「…有り得るかも。」

仕事に一生懸命になる。
まぁそれが一般人の仕事に対する認識だろうな。
でも俺はサボる。適度にサボる。
何事も緩急が大事だ。

ちなみに一方その頃。

「はい、あーん?」
「はっくしゅ!!!」

広海さんとマリーの二人は仲良くソフトクリームを食べさせあいっこしてましたとさ。

「どうしたのあなた、風邪?」
「大丈夫だよ。なんか急に鼻がくすぐったくなっちゃってさ。」

そういい、スプーン
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