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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
デートと王妃と元職員
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「ねぇそこのあなた、三笠の孤児院に興味はない?」

翌日。
ホテルで一夜を共にした俺達は朝からアンデルセン探しをしている。
マリーとかが物腰柔らかく訪ねたりするものの、やはり殺生院の名前を出すと断られてしまう。
で、

「なぁおっきー。」
「な、なぁにまーちゃん。」
「お前その格好どうした?」

今のおっきーの格好なのだが、いつもの服装ではない。
それなりにおしゃれした現代的な格好。
簡単に言えばあれだ、英霊旅装のアレ。
朝起きてみればマリーとおっきーがいなくて、残された俺と広海さんのマスター二人で外に出てみればその格好のおっきーとニッコニコのマリーが待っていたのだ。
なんだよこれ。これじゃまるで

「だって折角のデートなんだもの!おめかししなくちゃ!」

と、おっきーをコーディネートしたマリーが微笑みながら言う、
おっきーいわく早い時間に起こされて「探偵さんをびっくりさせましょう!」って言われて連れてかれたんだって。

「お前余計なコト言いやがったな!?」
「違う違う!姫だって慰安旅行ですって言ったよ!?でもマリーちゃんが…!」
「二人きりの旅行でしょう?だったらデートじゃない!」

…デートねぇ…。

「まぁともかくアンデルセン探しをしよう。広海さん、ここは二手に別れた方が効率もいいっすね。」
「だな。何かあったら連絡する。それじゃあ健闘を祈るよ。」

そういって広海さんはマリーと手を繋ぎ、別方向へと歩いていく。
手を繋いで、きゃっきゃっうふふと談笑しながら…。
探す気あるんだよな?あの二人…。

「じゃあ俺らもいくぞ。ほら。」
「…?」

俺達もいつまでここにいても仕方がないので広海さんとは反対方向を探すことにする。

「まーちゃん?」
「なんだよ。」
「その手、なに?」
「…。」

無意識の内に、彼女に自然と手を差し出していた事に気付く。

「ほら、あれだよ。手ぇ繋ごうってやつだよ。」
「えー?もしかしてぇ…あの二人見てまーちゃんもイチャイチャしたくなっちゃったんだぁ?」
「んなわけねーだろバカ!人混みではぐれられたら困んだろ!?だから繋ぐの!!早とちりすんなボケ!!」

彼女の手を掴み、無理矢理引っ張っていく。

「それとさ。」
「…?」
「その服、可愛いと思う。」
「えっ?」

別にそう思ったから言ったワケじゃない。
わざわざマリーがおっきーのためにあれこれしてくれたんだ。
それに対して何も言わないのは失礼だし、一応言っておく。

「可愛い!?まーちゃんどうしちゃったの!?どこかで頭打った!?」
「いちいちうるせーな!!俺が褒めたのは服!お前は褒めてねーからな!!」
「照れてる?照れちゃってるまーちゃん?」
「う
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