大きな罪
存在
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依頼をやりながらも、頭の中は少年のことを考えていた。
「どうして、こうなったのだろう。」
最初は、すぐに解決するを思っていたのに。ここまで、大きくなるとは思わなかった。
「とりあえず、昨日の分と今日の分は終わったかな。一旦、切り上げよう。」
背伸びをしてから、休憩に入った。長時間椅子に座っていると、背中が痛くなってしまう。
「昨日、少しでもやっておけば良かったのにな。」
引き出しの中から便箋を出して、手紙での依頼者に返事を書き出した。こっちの方は、何日分かをまとめて返事を出すのだ。
「これは、こうで。」
そう言いながら、どんどん返答を書いていった。
「今日は、終了かな。」
手紙を書き終わり、封筒の束を持ってポストに向かった。マンションの近くにあるので、そこにいつも入れる。
「とりあえずは、ひと通りやったかな。」
その頃にはもう、あたりは暗くなり始めていたのだった。
「夕焼けが綺麗だな。きっと明日も、良い天気かな。」
その時、彼女の携帯が鳴った。玲はポケットからそれを取り出して、画面を見た。
「メールを受信しました」
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