ロックマンZXA
第四十五話 飛行艇の追跡
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めようぜ!今度こそアッシュより先にお宝ゲットしてやるんだ!…で、アッシュの奴はどこだ?」
ラザラスが周囲を見渡すと、自分達を引っ張る存在であり、自分にとってライバル的存在である同期の少女が見当たらない。
尤も、ライバルと思っているのは彼だけでありアッシュにとってはただの暑苦しい同期くらいにしか思っていないのだが。
『あー、あー…オホン。落ち着きたまえ!諸君!!』
ニコル達の通信機から聞こえてくる少女の声に全員の意識が通信機に回る。
「この声は…アッシュか?お前、今どこにいるんだ!」
通信機越しから聞こえてくる風の音からアッシュはどうやら甲板にいるようだ。
場所は甲板へと変わり、愛用の銃であるレーザーショットを握りながら風を浴びていた少女…。
かつてはハンター見習いだったが、現在では一流のハンターとして成長したアッシュがからかうように口を開いた。
「何か熱くなっちゃってる奴がいるからねー、外で涼んでたのよ。そろそろお宝を載せた違法ハンターの飛行艇に追い付く頃よね。ついでだからアタシ、このままお宝ちゃんと対面してくるわ」
飛行艇が違法ハンターの飛行艇の真上を飛ぶと、アッシュは下から様子を見る。
『おい、アッシュ!ずりぃぞ!フライングかよ!たまには俺にも出番をだな…って、聞いてるのか!?大体お前はいつもいつも一人で勝手に行動してんじゃねえか!!』
「うーん……ビンゴ!さて、それじゃあ張り切って参りますか!!」
ラザラスの怒声を無視して着地出来る飛行艇を発見し、腰のホルスターにレーザーを納めて甲板から飛び降りる。
普通なら落下死の危険があるが、約束通りに一流のハンターへと成長したアッシュはこれくらいのことは朝飯前である。
狙った飛行艇に着地するように体を動かして他の飛行艇をかわしていき、見事に甲板に着地した。
「こちらアッシュ。飛行艇との接触に成功〜っと。お宝ちゃんの位置情報をよろしく」
アッシュの報告を聞いたニコルは溜め息を吐きながら返答した。
『全く…お前って奴は…お宝はずっと先、先頭の飛行艇にあるはずだ。俺達もすぐ後を追う、調子に乗ってしくじるんじゃないぞ!』
「あんた達も気をつけてね。さあ、ミッションスタートよっ!」
腰のレーザーを取り出して飛行艇の甲板を駆け出すアッシュ。
アンカーによって飛行艇が繋がっているので、それを足場にして次の飛行艇に向かうとそこには人型メカニロイド・ガレオンが徘徊していた。
「……!?こちらアッシュ。ちょっと、レーダー何してるの?イレギュラーがいるじゃない」
『野生化したメカニロイドの船も紛れてるってことか!そいつらもライブメタルを狙ってんのかよ!?』
「みたいね、みんな気をつけて。今回
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