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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
童話作家A/キラキラ輝く笑顔の王妃
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「探偵さん。」
「うん?」
「ここで会ったのも何かの縁だ。よかったらどこかで食事でも…。」
「いいっすね。それと良かったらホテルとかも紹介してもらえれば。」

ちょうどいい。
人の好意にはとことん甘えてやろう。
すると広海さんは笑顔で承諾してくれたのだ。
弟くん並みに優しいぞこの人。

「分かった。きっとマリーもそうしたいだろうから。じゃあついてきてくれ。」

そんなわけで、この二人と行動を同じくすることとなった。

?

それから、
そこそこいいホテルの一室にて。

「アンデルセンを探してる…?」
「はい。依頼でちょいとね。」

正確には『横須賀の依頼主がいるところで働く意思のあるアンデルセンを連れてくる』だ。

「ほら、キアラさんいるでしょ?セラピストとしては一流なんだけど難点とかあるじゃないっすか。」
「なるほど…そのストッパー役としてアンデルセンが欲しいんだな。三笠の院長さんは。」

三笠の院長とは、依頼主のことである。
横須賀にて居をかまえているのだが、なんと彼の住んでいる場所はあの三笠記念艦。
中身をちょいと改造し、居住区や孤児院として活用しているのだという。

「知ってるんすか?」
「あの辺だとちょっとした有名人だよ。孤児達をあずけるなら確実にそこだってお墨付きだし。」

孤児達のセラピストとして殺生院キアラを雇った。
だが、彼女だけでは三笠はSE.RA.PHの二の舞を踏みかねない。
殺生院はどうしても必要。けどいたらいたで大変なことになる。
だからこそセットでアンデルセンも必要なのだ。
あの淫乱下ネタおばさんもきっとその毒舌童話作家がいれば大人しくなると三笠の院長とやらは考えたのだろう。

「住む場所も食べる場所も提供してくれる。なのに殺生院の名前を出すだけでアンデルセンもマスターもみーんな嫌な顔をするんですよ。」
「はは…だろうな。」

苦笑いで返す広海さん。
さて、ここで俺と広海さんのサーヴァントは何をしているのかと言えば

「こうかしら?」
「そうそう、ここはこう折るの。」
「できたわ!」

折り紙を折っていた。
正確にはマリーがおっきーから折り紙の折り方をレクチャーしてもらっている。

「日本の折り紙に興味があったの!教えて刑部姫さん!」

その一言から始まり、最初はおっきーもやりたくなさそうではあったが高難易度な作品を折るたびにマリーがめちゃくちゃ褒めちぎるものだからやる気が出てきたんだろう。
すっかり乗り気になり、さらにはマリーも折ってみたいと言い得意気になったおっきーは教えてあげることにしたのだ。

「ここは…こう折るのね!」
「そうそう、上手上手。」
「できた…見てマスター!刑部姫さんに教えてもらったの!」
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