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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
童話作家A/キラキラ輝く笑顔の王妃
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「また来るときがあったら連絡してよ。探偵さん。」
「おうとも。弟くんも色々(意味深)頑張ってな。」

弟くんとお姉ちゃんに見送られ、シルク・ドゥ・ルカンを去る俺達。

「刑部姫さんもまた来てくださいね。一部の方からかなりの人気があるみたいで復活を望む声が絶えないんですよ。キュア☆おっきー。」
「え、遠慮しときます…。」

また全身筋肉痛になるからね。
じゃあ運動すればいいのにね。

「そんな…もう一度くらいは」
「姫はもういいの!一度限りのレアキャラなの!!」

とまぁおそらくキュア☆おっきーが再びステージに立つ日はもう来ないそうだ。



それから、

「じゃあデート再開だね。」
「デートじゃなくて慰安旅行だっつってんだろ。」

二人きりの慰安旅行を再開する。
したいところだが、

「ちょっと待て。」
「え?」

おっきーをその場に待たせ、喫茶店にて休憩しているとあるマスターとサーヴァントに接触を試みる。
知り合い?初対面だわ。
俺が目当てなのはその人が持ってるサーヴァントだ。

「休憩のところ失礼。私こういうものでして…。」

コーヒーを嗜む女性に名刺を差し出す。

「探…偵?」
「そう、実はとある依頼を受けてまして、あなたのようなマスターとサーヴァントを探していたのですよ。」

だーいぶ昔の話なのだが、ホームページにて大きな依頼が届いたことがあった。
なんでもとあるサーヴァントを連れてきてほしいとのことなのだがそのサーヴァントとは

「なんだ貴様。やめておけマスター。この胡散臭い三流探偵の話なぞ聞いて得にならないぞ。」

毒舌家でそのショタみてーな見た目からは考えられない子安ボイス。
知るひとぞ知る童話作家、アンデルセンだ。

「なんなんですかいきなり…。」

アンデルセンのせいで俺の不審者感はマックス。
ここはなんとしても挽回しなければならない。

「いえ…実は…」



?

「おかえりまーちゃん。暗い顔だね。」
「まーな。」

結果から言わせてもらおう。
失敗した。

俺が受けたという依頼。それはとある施設にアンデルセンを連れてきてあわよくばそこにいてもらいたいというものだ。
ただ連れてきて住まいも提供してもらえる。それなら誰でも喜んで行くだろう。
ただ、なぜアンデルセンを連れてくる必要があるのか、その理由を答えると全員が首を横に振った。

アンデルセンじゃないといけない理由、それは

「そこの施設にキアラさんがいるみたいでな。それのストッパー役として連れてきてもらいたいんだと。」
「だからアンデルセンを探してるんだね。ってまた仕事してる!!休みは休み!!休日までお仕事しなくていいんだよまーちゃん!?」

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