暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
ヒロインショーで姉と握手/エンターテイナーディテクティブ
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
上がり。
このまま行けば悪党は全滅するだろう。
だがこのままではつまらない。
こういったショーには余興がつきものだ
視聴者参加型の、子供が喜ぶような余興が。

「配り終わったよ。」

ちょうど俺がペンライトを配り終わった頃、反対側から弟くんがやってきてからのかごを見せて全て配ったことを伝える。
よし、そろそろだろう。

そうして俺はステージに向かって両手でわっかを作り合図を送る。
するとそれに気付いたおっきーとジャンヌはまってましたと言わんばかりに、

「ぐっ…。」
「ダメです…ち、力が入りません…!」

急にわざとらしく倒れ、動かなくなった。
ちなみに本当に動けなくなったわけではない。ただの演技だ

「少し派手に暴れすぎたみたいです…弟くん切れが…。」

なにその電池切れみたいなやつ。
いや、何らかの理由つけてピンチに陥った演技してくださいって言ったんだけどさ。

「ひ、姫も引きこもりパワーが底をついて…」

お前はお前でなんなんだよそのネガティブそうなパワーはよ。
もっときれいなものにしろよ。

「ほう、何が何だか知らないが…チャンスみたいだな。」
「やっとだジャンヌ。さぁ、代表のもとまで来てもらおうか!」

と、舌なめずりやゲスな笑顔を浮かべてじりじりと近寄ってくる悪党。
もうお前ら完璧にハマり役だよマジで。THE悪党みたいなムーブかましちゃってさ。

「探偵さん!これは!?」
「まぁ見ててくださいよ。」

よし、準備は整った。
ということで、俺は大きく行きを吸い込み、叫ぶ

「た、たいへんだーーーー!!!!」
「!?」

観客達が一斉にこちらを向く。

「このままじゃふたりは水着アーチャーがやられちゃう!!みんな!!さっきもらったペンライトを振って応援するんだ!!」

映画とかであったろ?
なんかもらえるアイテム使ってパワー送ろうってヤツ。
それの真似よ。

「まけないでー!!」(子供の声援)
「やだ!まけないでやだ!!」(大人の声援)
「がんばえー!!おっきーがんばえー!! 」(探偵の声援)

大人も子供もみんなで必死にペンライトを振る。
俺?自分のサーヴァントなんだから応援したっていいだろ。

さて、応援されパワーを送られた二人はここで無事復活なのだが、

「ぐ…まだダメです…。」

ジャンヌが起き上がらない。

「あと一人分足りません…!お、弟くんが応援してくれれば…頑張れるような気がします。」
「だってよ。」
「ええ…。」

名指しで指名され困惑する弟くん。
本人はペンライトを自分で確保してなかったので仕方なく貸してやるとする。

「ほら、」
「いやでも…。」
「ショーが進まないんで…。」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ