暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
仮面ライダージオウ ディロードライドウォッチ編
EP.EX08 2019:セカイのシンジツ
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ミヤビが願ったことはただ一つ。ただ、平和に生きていていいよって、言ってもらいたかったからだ。」
「どういうこと?ミヤビは普通に生きていたじゃん!」
「人に怯え続け、自らその命を終わらせようと思う人を、平和だと思えるのか!」
クウガは右足にエネルギーを溜め、必殺のアルティメットキックをグランドジオウに放ち、グランドジオウの変身は解除され、ディロード電王ウォッチが砕け散ると、グランドジオウウォッチは消滅する。
「確かに、僕は国を束ね、法を整備した。その結果イジメが原因の自殺者を三分の一に減らせた。」
「そんなに!?」
「だが、その犯行の九割が子供、その八割が人間によるものだ。結局、人の心が何時だって人を殺める。みんなで仲良くなんて言っている間は、君は王にはなれない。」
雅はその言うと、突然意識を失った。

「…やび!雅!」
雅が目を覚ますと、隣にはフェイトがいた。
「フェイト?」
「大丈夫ですか、雅国家象徴!」
不思議がる雅の所にリンディがやってくる。
「リンディ長官、僕の身に一体何が?」
「雅国家象徴はラプラスの魔に頼まれてNのフィールドを調査しているうちに、その空間に飲み込まれてしまっていました。」
リンディが雅に説明をする。
「雅さん、申し訳ありません。雅さんを飲み込んだ空間はNのフィールド第202018番世界、19の墓標≠ニいう場所でした。歴史が消え、全てが束ねられた空間は、一つの歴史を区切り、それを墓標に見立てる。そんな空間でした。」
「ありがとう、ラプラスの魔。リンディ長官、今回の出来事を資料にさせてもらっていいでしょうか?」
「はい。大丈夫です。」
雅はパソコンで事件の詳細を入力し始める。
『─以上が、僕がこの世界で体験した出来事の全てである。』
「リンディ長官、これを資料として、参考にして下さい。」
雅は資料をリンディに渡すと、雅を残して全員部屋から出て行く。
「それにしても、随分に悲しい世界だった。」
雅はポケットからフォームライドウォッチを取り出すが、それはすぐに砂となって消えてしまい、この事件の幕は降りた。

『かくして、凪風雅は次元保護国に戻り、我々の歴史は元に戻りました。めでたしめでたし。しかし、水土ミヤビは、それで本当に幸せになったのでしょうか?』
仮面ライダージオウ ディロードライドウォッチ編 完
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