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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
ホイール・アリゲイツ
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!!」

ラビットのブースターを全開にしてマーティは、要塞の目の部分から突進する。


そんなことも知らないアリゲイツは、自分の武器で動きが取れなくなったエックスにとどめを刺そうとしていた。

「よっしゃー!!これでとどめじゃい!!」

「くっ・・・・・・」

アリゲイツは、口を開けてエックスに向かって行く。

「行くぞいエックス!!これで・・・・・・」

「エックスウゥゥゥゥゥウウ!!!」

「「!?」」

窓に当たる部分から聞こえてきた叫びに二人は思わず目を向ける。そこからラビットに乗ったマーティが壁を破って飛び込んできた。

「なっ、なんじゃい!?」

「くたばれ、イレギュラー!!!」

ラビットのスパイク付きの拳がアリゲイツの腹部に直撃し、抉り取る。

「グベッ!?」

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

マーティは、勢いのままにラビットの腕でアリゲイツを拘束し、向かい側の壁へと激突させる。壁は破れ、アリゲイツは動きが取れないまま地上に向かって真っ逆さまに落下していく。

「な、なんでワシが落ちるんじゃい!?ワシ、空が飛べんのじゃぞ!?」

アリゲイツは必死にラビットの拘束を解こうとするが逃れられない。

「えっ、えっ、え〜〜〜!!!いやじゃいやじゃ!!ワシはまだ死にたくない!!死にたくないんじゃ〜〜い!!!!」

泣き叫びながら落ちていくアリゲイツに対してラビットのコックピットに乗っていたマーティはタイミングを見計らって脱出して、壁に手をかけるがオイルのせいで滑り落下しようとする。

「きゃあああああああああ!!!」

地上に向かって真っ逆さまに落ちていくと思っていた彼女であったがその手を誰かが握った。

「・・・・・・・・?」

いつまで経っても落ちないのに気が付いた彼女は上を見るとそこにはボロボロになっていたエックスの手がしっかりと自分の手を握っていた。

「・・・・大丈夫か?」

「エックス!」

エックスに引っ張ってもらうとマーティはすぐにエックスを見る。

「傷が・・・・・・」

「大丈夫。これくらいは・・・・」

「大丈夫なわけがないでしょ!!」

「!?」

エックスが丸鋸を引き抜きながらマーティを見ると彼女の目から大粒の涙が零れていたことに驚く。

「こんなにボロボロになって・・・・・・・何が大丈夫よ!!自分のことを棚に上げて・・・・・・」

「ま、マーティ?」

「もう・・・・・・自分ばっかり傷つけて・・・・・・・もしエックスに何かあったら・・・・・グス・・・・・・」

「ご、ごめん・・・・・・」

エックスは、マーティを抱きしめながら言う。

「心配かけてごめん。俺も無理しすぎたよ
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