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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
のんべえとへべれけと零れた真実
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「ああ、きちんと整理されてるしな。」

一人で住むにしては大きすぎるこの家。
だが、掃除は行き届いている。
台所、リビング、そして

「ここは…?」

一番広い部屋に辿り着いた。

「なんだろう?アトリエかな?」

「アトリエ?」

「ほら、見てよまーちゃん。」

机に置いてあるスケッチブックを開いて見せるおっきー。
なんだこれは…

「なにこれ…絵うますぎだろ…。」

「だよね。マキさんもしかして神絵師?」

あまりにもハイクオリティな絵の数々、
風景画や抽象画、似顔絵やアニメ絵など描いてあるものはジャンルを問わず、そしてどれも上手い。

もっと他の絵も見てみたいところだがそれはいけない。
女性の家に勝手にあがり込んだ上物を漁るとかそれは泥棒と同じだ。

というわけで俺達はその部屋を後にし、他の部屋を探す。
すると寝室はすぐに見つかった。

大きめのベッドと姿見が置いてあるだけのシンプルな寝室。

「よっこらせと。」

起きないマキさんをベッドにおろし、寝かせる。

「マキさーん」

「…ん…んっ。」

やはり起きない。

「ぼく…さみ……しいよ」

「え?」

何か寝言のようなものを呟いている。
だが、声が小さすぎて何を言ってるのかまでは分からない。

「何か言ってるね。」

「いい夢でも見てんじゃねーの?」

きっと幸せな夢を見ているに違いない。
そう思っていたが、それはすぐに間違いだと気付く。
何故なら

「…涙?」

目から頬を伝って何かが落ちる
月明かりに反射した、一筋の涙だった。

「マキさん…何か嫌な夢でも…」

「あいたいよ……おえい、ちゃん」

確かに彼女は何かを言った。
誰かに会いたいと。

「…。」

「まーちゃん。」

「帰ろうぜ。女性には触れちゃいけないデリケートなところってのがあるのさ…。」

触れない方が彼女の為だろう。
うん、この寝言は聞かなかったことにしよう。
というか最後の方は聞こえなかった。
誰に会いたいと言った?マキさんの思い人だろうか?
サーヴァント?それはありえない。何せマキさんには令呪なんてないからだ。

「触れちゃいけないところ、ね。まーちゃん姫以外に女の子と付き合いないのによく知ってるね?あ、シ◯ィーハン◯ーでも見た?」

「るっせーなとっとと帰って寝んぞ!明日は早いからな!!」


玄関を閉め、アラフィフから借りた合鍵できちんと施錠しておく。

そういやマキさん、言ってたな。

いつぞやのことだ。
ある日俺はbarなのにも関わらず、ウェイトレスの衣装を着ないで何故花魁を着ているのか聞いたことがある。

「どうし
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