暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第三十二話 モデルV本体の発掘阻止
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
一枚目のデータディスクの修復から数日後、二枚目のデータディスクの修復が完了したとのことで司令室であるブリッジに足を運んだ。

「二枚目のデータディスクの内容は何だったんだ?」

早速データディスクの内容を尋ねるヴァン。

「………二枚目のデータディスクにはモデルX達の所有者へのお姉ちゃんからのメッセージが残されていたわ。モデルX達の所有者であるエール…あなたへよ」

「アタシに…?」

「一応お前も聞いとけヴァン、お前もモデルXの適合者なんだからな」

「そういう先輩もモデルZの適合者だろ」

「それじゃあ、再生するわね」

プレリーが端末を操作すると、データディスクの内容がモニターに映された。

《ライブメタル・レポート》

《分類No.555913―力を受け継ぎし者へ―》

《私が作ったライブメタルを手にするであろう、選ばれし者達にこのメッセージを送ります。私はイレギュラーを生み出す恐るべきライブメタル…モデルVに対抗するべく、英雄達のデータを込めたライブメタル…モデルXやモデルZ達を作りました。けれど…ライブメタルは未知の部分が多く、モデルX達はモデルVの研究データを基にして作らざるを得なかったのです。つまり、モデルX達の真の力を引き出せる者は…モデルVの真の力をも使いこなすことが出来るということ…あなたは世界を守ることも出来れば、世界を支配することも出来るのです。どうか、その力で人々をより良き世界へと導いて下さい…》

「「「………」」」

メッセージから伝わる初代司令官の願いを感じ取った三人は無言であった。

「ライブメタルを使える者は英雄にも…支配者にもなれる…だから、プロメテ達はヴァンを仲間と言って、あなたが仲間に相応しいのかを確かめようとしたのね」

「……俺達の力は仲間や仲間の信じるものを守るための力だ。プロメテ達とは違う…そうだろエール?」

「ヴァン…そうだね…アタシのこの力は…みんなに託された、大切なものを守る力なんだ…アタシは絶対…プロメテ達のようにはならない…!」

「……その言葉を聞けて安心したな…今のお前達なら何があっても道を踏み外したりなんかしない。例えこの先何があってもお前達には俺達がいる…だから頑張れエール…ヴァン」

「ジルウェ…」

「分かってるよ先輩…ありがとう…俺、先輩に会えて良かったよ」

「おいおい、まるで全て終わらせたように言うなよ。セルパンを倒してもまだまだやることはたくさんあるんだ…お前にもミッチリ働いてもらうからな」

「やること…か…そうだな……………手伝えたら良いな…」

「ヴァン?」

最後のヴァンの呟きが小さすぎて聞こえなかったエールは首を傾げた。

「いや、何でもない…モデルH達のパスコードの修復
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ