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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
1部
StrikerS
裏切りもいいですね。
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それはそうだろう、自分が始末するためにゼスト隊を派遣したのだから。
「僕は生き残りましたけどスカリエッティーに捕まり、捕虜にされてました。」
「それはともかく、よく戻ってきた。ちょうど誰かに頼もうと思っていた仕事があるのだ。」
「それはいったい?」
僕が中将に聞くと、中将はにやりと笑った。
「機動六課の観察を頼みたい。」
「しかし階級が、」
「観察者として出向するのだから問題ない。」
「ちなみに僕の階級はどうなるんですか?」
「さげるつもりはない。准将で問題がないだろう。もう局員になってから十年たっているのだからな。」
「その内の8年はなにもしていないのですが。」
中将は何かを思いついたようで、
「それではこうしよう。夏村、お前が行かないのならもしくは、その階級に満足をしないのなら、お前に以前断られた部隊の隊長になってもらおう。」
「中将、それは卑怯ではないですか?」
「上官としての判断だ。それでどうする。」
僕は部隊長になることを嫌っている事を知っている。
なぜ嫌かと言うと、責任を取りたくないからである。
悩んだ末に僕が選んだのは、
「わかりました。観察者の役目を引き受けたいと思います。」
「そうか。それではよろしく頼む。」
僕は再び機動六課に行くことになった。


「一体何者なんや?」
私は今、夏村准将について調べていたんや。
「はやてちゃん。」
なのはちゃんが紙を持ってきた。
その内容は驚くべきものだった。
「これは一体どうしたんや?殉職扱いなのは知っていたけど、確認が取れていないなんておかしいない?」
夏村准将は死亡確認が取れていなかった。
しかし死亡扱い。
おかしい出来事だと感じた。
「それにこれも。」
渡されたのは今日、レジアス中将が新しく出した夏村准将の記録だった。
そこに書いてあったのは、
「管理局員として死なずに生きてかえって来た夏村准将の階級は下げる必要はない。それと、夏村准将にはミッドチルダ地上本部の代表として、機動六課に出向とする。その際の階級は准将から二等空佐まで下げるものとする、出力リミッターの解除については、准将本人の意思に任せる。」
そんなのを本局が認めるはずはないと思ったが、クロノが承認をしていた。
「そんな馬鹿な。出力リミッターを自分で解除できるなんて、おかしいやろ。」
「でも戦力にかわりないではないですか。」
なのはちゃんが言ったが、私はもうひとつの可能性を考えた。
「もしかしたらスパイかもしれへん。」
「それはないの。未来君はそんなことはしないよ。」
「どうしてそんなことがわかるんや?」
「だって私と未来君は友達だもん。」
「友達でも仕事を優先するんやない。」
「そうかも知れないけど、大丈夫だと思うの。」
「なのはちゃん、今
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