1章
”Life is show time”
[4/5]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、両手より風の弾丸を飛ばしている。
「風か……だったら」
肩に当たり、逸れて地面に当たり。
土煙の中、ウィザードは新しい指輪を装填した。
『ハリケーン プリーズ』
きっと、向こうからすれば、土煙の中に、緑の光が漏れたと見えたのだろう。
『フゥー フゥー フゥーフゥーフゥフゥー』
土煙が出まき散らされるとともに現れた、緑のウィザード。エメラルドのウィザードは、その身に風を纏わせながらぐんぐん上昇。風のファントムと接触する直前で、再びソードガンのパーツと握手。
『ハリケーン スラッシュストライク』
刹那。交差とともに、風のファントムを両断。爆発。
「次!」
それは、地上からこちらを見上げる地のファントム。エメラルドの指輪をトパーズの指輪と入れ替え、即使用。
『ランド プリーズ』
自由落下しながら、ウィザードの足元に黄色の魔法陣。
『ドッドッ ド ド ド ドンッドンッ ドッドッドン』
魔法陣を突き抜け、トパーズとなったウィザードは、思い切りの力で地面を叩く。
すると、ウィザードのバカ力が、地のファントムの動きを鈍らせる。
「今だ!」
ソードガンを銃に戻したウィザードは、すぐさまトパーズの指輪を読み込ませる。
『ランド シューティングストライク』
地のファントムが動きを始める前に、黄色の弾丸を発射。
地のファントムは、有無を言わさずに爆散した。
「何だ……何なんだ? お前?」
立て続けに三体も倒されたからだろう。火のファントムは焦りながら慄く。
「なぜ、俺たちの邪魔をする?」
『フレイム プリーズ』
火のファントムに対し、ルビーに戻ったウィザードは答えた。
「そんなの当たり前じゃん」
右手の指輪を、腰のホルスターに付いている指輪と入れ替える。それを、操作したベルトに読み込ませる。
「人を守るためだよ。」
「ふ、ふざけるな! おい、見逃せ!」
「ダメだよ。悪いけど、ショーはもう待ってくれない。幕が上がれば演り切る終わりまで。さあ、」
一瞬だけ溜め、告げた。
「3 2 1 showtime」
『チョーイイネ キックストライク サイコー!』
その指輪の効力は、ウィザードの足元。その足場を中心に、円形が発生。燃え上がる炎をその円周に纏わせるそれの上で、ウィザードは腰を低くし、火のファントムを睨む。
「はあぁ……」
円陣の炎が、徐々に右足に集約されていく。
ウィザードはそのまま、回転しながら飛び上がる。
右足を天に向け、そのままぐんぐん上昇。
体勢を変え、右足を火のファントムへ向ける。
「だぁああああああああああああ!」
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ