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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
Pには変わり者しかいない/酒飲み一番勝負
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を問わず色々なモノを届ける商会。
世界が崩壊してからは船や飛行機など、あらゆる"モノを運ぶ手段"というものが消失しており輸送には不自由がある。

そんな中彗星のごとく現れたのがハインド商会。
届けるべきモノを届けるべき人のもとへと運ぶ。
これらの活躍により食物や物質、また生活には必要不可欠なものをちゃんと送り届けられるようになった。

崩壊世界の配達界隈においては、"アマゾネス ドットコム"と双璧を成す存在。
それがハインド商会だ。

っていうのをこの前ネットで調べた。
さて、こんな中わざわざ向こうから来てくれるなんざありがたすぎて涙が出る。
何せ俺には目的がある。
それはだな

「簡潔に言いましょう。俺の住むホテル、プリンセス・ロード・キャッスル。そしてこの『蜘蛛の糸』と契約を結んでほしい。」

ハインド商会は定期的に物資をお届けする"定期配達"をやっている。
契約してどうするかって、
そりゃああれだよ。

「中々手に入らないものやここでは手に入れられない食物。そういったものが欲しいんですよ。」

食べ物が欲しい。
実は最近、"マンネリ化"に苦しんでいる。
簡単に言えば、食材がここら辺でとれたものしか使えないので料理のバリエーションがあんまりないのだ。
献立考えるの手伝ってくださいよとホテルの調理師共にも聞かれたが、正直俺もレパートリーが思い付かん。
俺達が食う飯もそうだ。
この前なんて3日連続ナポリタンでおっきーに呆れられた。
まぁそのあと嫌な顔せず食ってくれたけどさ。

とりあえずこのままだと代わり映えしない食事か魔法薬ショップから頼んでもないのに定期的にやってくるキュケオーンのみになってしまう。

要は、料理のバリエーションを増やしたいのだ。


「ふぅん…そうかい。」

難しい顔をして頷くドレイク船長。
当たり前だ。向こう側に何のメリットがあるのかも言っていない。いやそもそもない。
ここからは俺の話術スキルが試される。
なんとかして、こちら側にいいように持ち込ま
「分かった。いいよ。」


…は?

「商談成立だ。その何かに飢えた目は間違いなく本物だ。気に入ったよ。後でマスターに掛け合ってみるさ。」

成立しちゃった…。
飢えた目って…ただ俺ホテルのメニューのバリエーション増やしたいだけなのにね…。

「ただし、このままじゃあ面白くないねぇ。」

このままラクに行けるかと思ったよ。
でもそうは行かないのが人生だね。

「勝負しようじゃないか。探偵さん。」

「しょ、勝負?」

なんだ勝負って
ギャンブル?それともここは海賊らしく命をかけた駆け引きとか?
サーヴァント同士の戦い?無理だよ。ドレイク相手ならおっきー負け確だよ。

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