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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第672話】
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うだな。だけど可能性はある、無いならそれで構わないし。ナギ、雅、市街地周辺のドローンカメラのハッキングを頼む』
『了解なのですよぉ(*`・ω・)ゞ』
『承知した』

 直ぐ様ドローンカメラの映像が映し出された。
 敵影が見えないものの、集音装置によって拾い上げる滑走音が聞こえてくる。
 姿が見えないのは高度なステルスかカモフラージュによって周囲に溶け込んでいるのかもしれない。
 そう思った俺はワイヤーブレードを静かに射出し、ワイヤーブレード本体に光学迷彩で発見されにくくし、予想される進路にワイヤーを張り巡らせた。

 音が近づいてくるーーそして。

「な、何これ!?」

 張り巡らせたワイヤーブレードに触れた一機は、纏っていた擬装コートがずれてその姿を露にした。
 現れたのはネーナだった。

「そっちか!」

 直ぐ様反応したヒルトは、右肩のランチャーをソードモードに切り替え、紅い粒子の刃が収束したカミノカムロを構えて斬りかかる。

「ここで一機!」
「……!?」

 油断したわけじゃない、だけど、何処かに慢心があったのかもしれない。
 目の前に迫る紅い粒子の刃に、きゅっと瞼を閉じたネーナだったがその一撃を防いだのは同僚のファルケだった。

 収束させたプラズマブレードで防ぎ、つばぜり合いに持ち込まれーー。

「ネーナ、ここからは二人で行くよ!」
「う、うん!」
「チィッ……二機目が合流してきたか!!」

 直ぐ様プラズマブレードを払いのけ、Σ機動で地上を高速滑走するヒルト、それを追跡するネーナとファルケ。

『雅、この場所まで待避する。ナビゲートを頼む』
『分かった、任せてくれ主君』

 ハイパーセンサーに表示されるナビゲーション通りに、相手に牽制射撃を行いながら指定した場所まで移動する。
 鳴り響く発砲音と共に、建物のコンクリート片がネーナとファルケの二機に襲いかかる。
 牽制も込めて、倒壊したビルのコンクリート片で機動力を落とさせ、あわよくばダメージも与えようとヒルトは目論んだからだ。

 周囲に舞う砂塵を巻き上げ、引き離したヒルトは指定された場所へとたどり着くとライフルを瓦礫の影から銃口だけを出し、引き金をワイヤーで引けるように直ぐ様仕掛ける。

 仕掛け終わるや、左肩部のクローをステルスで隠し、上空へと射出、更にソードモードのカミノカムロをランチャーへと戻し、それを担架して砲身を格納させた。

 比較的広いとはいえ、長い砲身は妨げになることが多い。

『マスター、接近まで後少しなのですよぉヽ(´Д`;≡;´Д`)丿』
『慌てなくていいーー来た!』

 広場へと姿を表した二機、先ずはワイヤーに繋がったライフルの引き金を引くと発砲音と共にフルオードでレー
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