暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth26そして剣神から剣姫へ受け継がれていく〜Kirschbl?tE〜
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が出来た。でも「あぐっ!」振り下ろされた槍の柄がお腹に打ち込まれて、地面に背中から叩き付けられた。
「これで終わりだ」
「うおおおおおお!!」
振り下ろされる正確無比な刺突を、地面を転がる事で避け続ける。止まったら確実に貫かれる。でもこのまま黙って無様を晒すつもりはない。紙一重の差で頬を掠めて打ち込まれた槍を掴み取って、
「まだ終わりじゃないっ!」
体のバネを使って下半身を起こして、両足の踏み蹴りをヨハンの顔面に打ち込んだ。鼻血を噴きながら後退するヨハン。今のうちに立ち上って仕切り直す。と思えばヨハンはまた高速移動で私に最接近してきていて、こちらも閃駆で距離を開け続ける。移動し続ける間に、ヨハンの動きの速さに目を慣れさせていく。
『基本風使いは足元に風を起こして乗り、移動するっていう術を持っているの。私の元上司オペル・オメガ・シュプリンガーも使っていた。ま、ソイツの風乗りは、私・・・ううん、私たちの閃駆よりかは――』
「遅いですよねっ!」
「なに・・・!?」
ヨハンの風乗りの速度にはもう慣れた。シャルロッテ様の理不尽すぎる閃駆に比べれば遅い。風乗りからの刺突を、魔力障壁を施した前腕で弾いて逸らして、“キルシュブリューテ”の刺突を繰り出した。結構な好機だったけど、さすが第二位の騎士。引き戻された槍によって余裕で弾かれた。お互いに距離を取って一度仕切り直す。
『あなたはこの私、剣神シャルロッテ・フライハイトを受け継ぐ者。こんなところで蹴躓かないでよっ』
『もちろんですっ。確実に討ちますっ!』
次の衝突で、必ずヨハンを斬り捨ててくれる。
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