暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth26そして剣神から剣姫へ受け継がれていく〜Kirschbl?tE〜
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エ王女は馬を走らせた。それに続くズィルバーン・ローゼとアウストラシア騎士団。薄情にも思えるけど、きっとリサを信じているんだ。

「「「「行かせるかッ!!」」」」

後続のアウストラシア騎士団に襲いかかろうとした戦兎騎士に、

「させん!」

――紫電一閃――

あたしのロード、シグナムが火炎を纏わせた一撃・紫電一閃で4人の騎士を一度に斬り伏せた。シグナムは「リサ。私も残ろう。お前は、因縁のあるその男との決闘に集中してくれ」って言いながら、また数人に騎士を斬り伏せる。鍔迫り合いをやめたリサは一度ヨハンから距離を取って、「ありがとうございます、騎士シグナム」お礼を言った。

『アギト、時間はそう掛けられん。早々に打ち倒し、オリヴィエ王女らと合流するぞ』

『判った!』

そうしてあたしとシグナムは融合を果たして、リサとヨハンの邪魔をする奴ら、アウストラシア騎士団の追撃に行こうとする奴らの足止めとして戦う事になった。でも、それはあたし達だけじゃなかった。アウストラシア騎士団の30人くらいが戻ってきた。

†††Sideアギト⇒リサ†††

『リサ、気を付けて。オメガ・シュプリンガーの騎士は、風を操るはず』

『はいっ!』

精神世界で、私はシャルロッテ様から全てを教わった。剣技、魔導、体技、今の私に扱えるモノ全てを、だ。とは言っても完全に扱い切れていない。実戦の中で、シャルロッテ様の御意思と共に鍛え、確実なモノへと昇華させる。だから私は、ヨハンという最強格の騎士と戦うために残ったんだ。王都でオリヴィエ様の足を引っ張らないために、今この場でもっと強くなる。

「はぁぁああああああああッ!」

――風牙真空刃(レーレ)――

真空の刃を放つ。ヨハンは私に向かって疾走しながら紙一重で回避。シャルロッテ様からは『風嵐系の魔導はダメ。アイツは風を読む』という忠告が。

「おおおおおおおッ!」

繰り出される刺突を半身ズラして避け、そのままヨハンの首を刎ねる軌道で“キルシュブリューテ”を払う。けど水平の槍を立てる事で盾としたヨハンは防御、そのまま槍を一回転させて捌いた。大きく払い上げられる私の右腕と“キルシュブリューテ”。少し体勢が崩される。それを隙と見たヨハンが一回転して槍の薙ぎ払いを放ってきたけど、

――閃駆――

シャルロッテ様と同じ初動が必要のない閃駆を使って、槍の攻撃範囲から離脱。間髪入れずに、

――炎牙崩爆刃(フェアブレンネン)――

火炎の斬撃を飛ばす。ヨハンはまるで閃駆のように高速移動して、着弾して爆発した崩爆刃の殺傷範囲から逃げた。気付けばヨハンは私の左隣に居て、すでに刺突を繰り出した直後だった。防御も回避も難しいけど、すべての労力を費やして何とか体を反らして避ける事
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